こんにちは!

ぶっでぃです^^

 

僕のもとに来る相談のうち、結構多い悩みはコレです

計画の立て方に自信がないです・・・

たしかに、計画がしっかり立てられないと、

現在から合格まで、どのように結びついていくか、想像できないですよね。

そして想像できないと不安になり、その結果自分の行動に自信が持てない、

ということになりかねません。

 

実際のところ、目標を立てて、行動に移し、成果を出す人は、

具体的な行動計画を明確に打ちたてている人です。

これはほぼ間違いないです(もちろん例外はゼロというわけではないですが・・・)

 

受験に関していえば、議論を百尺竿頭さらに一歩おし進めると、

計画をしっかり立てられるかどうで合格できるかどうかが左右される

くらい言ってもいいと、僕は思っています。

計画の質が高ければ高いほど、

「成し遂げたい大きな目標(=合格)」「日々の行動」が結びつきます。

その結果どうなるかというと、

継続が一貫して出来る(有効勉強時間が増大する)し、

かつ、日々の集中力も尋常じゃなく発揮されます(集中の質が向上する)

つまり、(合格可能性) ∝ (計画の質)2=(有効勉強時間)×(集中の質)

・・・という関係が成り立つというのが僕の持論です。

 

では、計画を立てるにはどのように立てていけばよいのでしょうか?

計画を立てるまでの道筋は、人によってまちまちではありますが、

最終的には

年、月、週、日、すべてのスケールで、計画(目標マイルストーン行動)をたてる

・・・ことが大事です。

 

この記事では、勉強計画の立て方について、

具体例も交えてお伝えしていこうと思います^^

 

計画を立てる意義・位置づけ

まず、計画を立てる重要性について、ここで再確認しておきましょう。

そのために、医学部編入の受験勉強の全体像のなかで、

計画を立てるとはどのような位置づけなのか、を考えてみます。

 

医学部編入の受験勉強の全体像は、すでに記事にしていますので、

ここで今一度引用しておきます。

 

1.できることを知る >>知る・信じる
・合格するには学力(1次試験)と自己アピール力(2次試験)の双方で、上位5%に入れば誰でも成功することを知ること。
・そのようにして、実際に合格し入学している人がいることを知ること。
・その人たちは、やるべきことをやることで合格していることを知ること。
・ゆえに、やるべきことをやれば、自分も合格者の中に入れることを知ること。

※「1.できることを知る」とありますが、最終的な理想形は、知るだけでなく「自分はできると信じること」もできる状態になることです。もしかしたら、最初は「知る」ことはできても、「信じることはできない」状態かもしれません。しかし最初はそれでよいです。これは精神論っぽく聞こえますが、そうではありません。後の「2.方法論・戦略」と「3.行動・戦術」の各項目を熟慮決定し、かつ十分に実践することによって自分への確信レベルが高まります。なので、行動するうちに自分を信じることができるようになりますので、まずは動き出すのが大事、ということも出来ます。いずれにせよ、最初は知るところから始まり、のちのち自分への信頼が高まっていくという順番です。

 

2.できる方法論を知る >>戦略
・自分の中にある医師になるモチベーション(=勉強のモチベーション)の源泉を知る
・自分の向き/不向きを知る = 臨床医か、研究医か? 受験科目は何か? TOEIC/TOEFLを導入するか
・上記より、集中して取り組むべき事項を決める = 志望大学を決める>>具体論
(※志望大学が決めれば、方法論(≒科目選定・対策法選定)を具体化するヒントをかなり絞り込めます。)

 

3.最も効果的な行動を具体的に定め、集中して行動する 戦術

実際に上位5%に入る方法は、必ず存在します。

そのために、志望大学の特性(試験科目・出題レベル)にそって、下記のステップに従い、具体的な行動指針を定めます。

合格レベルの学力に到達するまでの、5段ステップを知る
勉強すべき範囲を見定める
学習要素に分解する(例:単語、演習書、生命科学知識etc.)
教科別の、成長曲線と必要時間を見極める
Commonな問題を繰り返す科目別方法生命科学物理化学英語
力試しをする(模試・併願校受験)
————————
・以上を目標設定、マイルストーン設定に落とし込む。
・現在から試験当日までのスケジュール表を(年、月、週、日スケールで)立てる
・決められたスケジュールどおりに、日々粛々と実行する。
↓↓↓
2次試験対策

 

以上掲げた全体像のうち、

1.出来ることを知るについては、すでに>>コチラの記事に、

2.方法論を知るについては、すでに>>コチラの記事に、

3.行動・戦術のうち、一部については、すでに上述のリンク先の記事に書いてきました。

また、これらの記事の、ある意味集大成が科目別勉強法の記事生命科学物理化学英語)ともいえます。
(※なので、とりあえず行動したい場合は科目別の記事さえ見ていただければOK)

 

一方で、

これら具体的行動のペース配分と、その進捗管理を行うためにはどうすればよいか

という具体論には、これまで踏み込んできませんでした。

そこで、本日は、上記3.のうち緑色の字の部分、すなわち

  • 目標設定(=大目標)の方法
  • マイルストーン設定(=小目標、経過目標)の方法
  • これらをスケジュール表 [年、月、週、日] に落とし込み、日々の行動指針をつくる方法

について、詳しくお話していきます。

 

コレさえしっかりと立ててしまえば、

「自分がやっていることは正しいのかな?」という不安に気をとられず、あくまで

「今目の前にしている問題(学業)に集中する」という、

受験勉強においてあるべき理想的な状態に、あなたは突入することが出来ます。

 

このような状態においてのみ、日々の積み重ねが可能なのであり、

それによって日々合格に近づいていけるのです。

それでは、以下に計画の立て方の具体論について、詳述していきます。

 

年、月、週、日 単位での計画

この記事の目標は、

あなたの勉強計画を「年・月・週・日」のマルチスケールで立てることにより、

合格という大目標を常に念頭に置きつつ、日々目の前の行動(=勉強)に集中できる状態、

(=すなわち「あとはやるだけ」という状態)を作り出すことにあります。

これにより、明日からでも学習を開始できる状態になることを目指します。

 

以下に、その筋道と具体的方法を述べていきますので、

これから勉強計画を立てるという方はぜひ熟読されることをオススメします。

 

計画の本質

「計画」という言葉を辞書で調べると、以下のような意味であることがわかります。

物事を行うために、その方法・手順などを筋道を立てて企てること。

(小学館・デジタル大辞泉)

 

噛み砕いて言うと、「物事を行う」とは、「目標をなしとげる」(=志望大学に合格する)ことです。

そして、「その方法・手順などを筋道を立てて企てる」わけです。

つまり、勉強計画とは、

目標に向けてやるべきことをブレイクダウンし(=要素分解し)、

残り期間から逆算して方法・手順のペースを配分すること

を言います。計画とは、本質的に逆算志向なのです。

 

よく、「受験合格には勉強計画が大事」などとよく言われます。

これが意味するところは、

「受験に合格するために最も大切な取り組みは、まず必要事項を整理し、

ついで逆算志向に基づいて、その行動ペース配分を最適化することである」ということです。

この考え方は、あなたが医学部編入試験に合格する上で、相当重要になってくる前提知識です。

ぜひ、この機会に必ず押さえるようにしてください

これを知っているかどうかで、

これから取り組む勉強が合格に結びつくか結びつかないかが、明確に分かれるためです。

 

計画を立てる時間スケール

では、どれくらいの「逆算期間」で計画を立てるべきなのでしょうか。

すでに別記事で述べたように、医学部編入学試験に合格する方は、自学自習・予備校通い問わず、

(僕を含め)だいたい1200±200時間の勉強時間で合格しています。(※もちろんもっと短い人も長い人もいるのですが)

ということは、志望大学に合格するという目標を成し遂げるための計画を立てるためには、

数ヶ月~1・2年程度の年月を見越した「方法・手順の筋道」を立てる必要がある

ということになります。

 

あなたが、1日当たり何時間、勉強時間を確保できるかによって、

勉強計画が数ヶ月の期間なのか、1~2年の期間なのかが変わってきます。

例)たとえば、あなたがもし働いていて、

なんとか毎日3時間の勉強時間を確保(土日は8時間確保)できるとすれば、一日平均勉強時間は

(3h/d x 5d + 8h/d x 2d) / 7d = 4.4 h/d です。

これを、ひとまずの目安勉強時間1200時間に対して除算すると、必要勉強日数は

1200h / 4.4h/d = 273d(日)となります。

実際は勉強しない日や捗らない日もあるでしょうから、これに1.2倍程度の余裕率を見て、327日

すなわち1カ年計画で合格を目指すのがひとまずの目安、ということになると思います。

 

なぜ年・月・週・日 すべてのスケールで計画する必要があるか

そうなると、次のような疑問も生じます:

数ヶ月~1・2年の期間で計画を立てる必要があることはわかったけど、なぜわざわざ、年・月・週・日全てのスケールで計画を立てる必要があるの?

そのスパンであれば、月単位の進捗目標を立てれば十分なんじゃないの?

 

ごもっともです。ですが、それはベストな選択ではありません。

以上の疑問にお答えするためには、

シングルスケール(年・月だけ、もしくは週・日のタイムスパンだけで計画)の場合と、

マルチスケール(年・月・週・日 全てのスケールで計画)の場合を

対比するとわかりやすいと思います。

シングルスケールの場合

  • 年・月スケールだけの計画だけだと、日々の集中すべき行動がわかりにくい。日々のすごし方に甘えが出やすい
  • 週・日スケールだけの計画だけだと、日々の集中はしやすいものの、理解力(II.理解)および定着力(III.定着)において、合格するためにトータルとして進捗させておくレベル(=Common)に対して、現時点でどの程度の進捗かを把握しにくい。もしくは、自分の興味・疑問を解決するだけの勉強法に走り、合格に必要な勉強が一向に進まない。そのため、勉強計画の微調整の創意工夫が生まれにくく、理解・定着が甘いまま本番に臨まざるを得ないことが多い。さらに、理解・定着が甘いゆえに、模試などを受けて全受験生に対する立ち居地がわかったとしても、どう対処すればよいかわからず立ち往生しやすい。

マルチスケールの場合

  • 年・月・週・日のマルチスケールで計画を立てた場合、勉強期間全体で目指す大目標(=合格)と、日々の行動の結びつきができ、「日々やるべきことをやればよい」という安心感と集中へのモチベーションが生まれる。
  • 年・月・週・日の時間スケールが、マルチスケールでの計画を立てるうえで何かと都合がよい。

 

すなわち、マルチスケールで計画を立てる、ということは、

たしかに「計画段階での手間は相当にかかるもの」ではあるけれども

そのぶん「継続力が生まれ(=勉強が手につかない日が減る)」「勉強への集中度合い(=効率)が高まり」ます。

その結果、取り組んだ勉強時間に対する学習効果はむしろ向上するので、

トータルではプラスの方向に働く、ということになります。

 

参考までに、それぞれのスケールに対して計画を立てることによる、

具体的な効果を以下に列挙します。

 

「日」のスケールで計画を打ち立てる効果

今日明日の行動が明確になる(何時に、どの教科を、何時間行うか など)

日々すべき行動に迷いがなくなる

毎日の学修が着々と進む

 

「年」のスケールで計画を打ち立てる効果

最終目標が明確になる

今日明日の行動が何に向かうか、常に念頭におくことができる

自分の行動・道筋・方向性に迷いがない

長期的にモチベーションが持続する

 

「月」のスケールで計画を打ち立てる効果

月単位ごと、すなわち勉強期間全体を数分割するごとに、達成するべき学力の指標がある

合格までの筋道(=理解力・得点力の推移)が明確になる

中期的にモチベーションが持続する・学習計画の微調整の指針が出来る

 

「週」のスケールで計画を打ち立てる効果

「月」スケールのマイルストーンを達成するため、今週、どこまで終わらせる必要があるかを明確にする

今週1週間(7日間)のうち、どのペースで進めればよいかをイメージできる

日々の踏ん張りがきく・メリハリをつけられる
(たとえば、「今日は眠いけど決められたところまで進めよう」とか、「今日は捗ったから早めに終わって寝よう」などの緩急がつけられる)

 

総論:計画を立てるスケールの順番

ここから、計画を立てる方法論に移っていきます。

まず、総論として計画を立てるスケールの順番について述べていきます。

 

基本的には、

  • 「日」「年」「月」「週」の順で固定化していく
  • ひとまずだけ固定化し、「週」は臨機応変に変えていく

・・・というのが基本方針になると思います。

なぜその様な固定化順になるか、なぜ「週」だけ臨機応変なのかについては、

それぞれの項目で説明していきます。

 

 

具体論:「日」単位の行動指針

ここですべきは、日々の行動指針(=日単位のタイムスケジュール)を明確にすることです。

 

まず、なぜ他は「年」「月」「週」という順なのに、

「日」(=日々のタイムスケジュール)だけは先に来るのか。

この理由について述べたいと思います。

 

これは、「日」(=日々のタイムスケジュール)が、

あなたの学習進捗において、最大の拘束条件・制約条件になるからです。

拘束条件・制約条件ということは、その他の条件を拘束・制約するということですから、

先に設定されなければいけないということです。

ちょっと抽象的でわかりにくいかもしれないので、より具体的な言葉に言い換えると、

あなたの毎日のタイムスケジュールは、あなたの毎日の勉強時間を規定し、

そしてあなたの毎日の勉強時間は、あなたが合格するまでの逆算期間を規定するから

ということです。

 

ここで第一にすべきことは、「一日に確保できる勉強時間を明確化すること」です。

たとえば、就業している方と、学生の方と、現在自由に時間を確保できる方とでは、

まったくタイムスケジュールが異なり、そのため一日に確保できる勉強時間も異なります。

計画を立てる上では、とにもかくにも、

あなたの日々のタイムスケジュールを見える化するところから始まります。

※裏を返せば、「日」こそが制約条件であるため、ここから手を加える(=タイムスケジュールの変更に手をつける)という人もいます。具体例を挙げると、抜本的に学習を進捗させるために、職を辞めたり休職したりする等をする人です。荒業ですが、本気で合格したいならば、かつそれを許す状況(家族の協力など)があれば、それも選択肢の一つになりうるとは思います。

 

もうひとつすべきことがあります。

それは、勉強する科目の一日あたりの時間配分を決めることです。

これは「月」の項でも述べるとおり、勉強計画全体に対する進捗に応じて都度修正されるものです。

とはいえ、初めて計画を立てる段階においては、

各科目への勉強時間の配分は現在のあなたの学力レベルと、そこに向けた到達レベルの差分から、決められるべきです。

その指標となるのが、あなたが志望する大学のうち最も難度の高い大学・科目の過去問です。

僕の場合は

  • 有機化学以外は軒並み素人(前の大学で専攻していた化学工学は、当然ながら医学部編入には出題されない)
  • 最も難度の高い出題をする大学が阪大だった

という状況でした。そこで阪大の過去問から到達レベルを設定し、

各科目の合格レベルに到達するために必要な時間配分として、以下のように設定しました

  • 生命科学、物理&物理化学、英語の学習に、勉強時間を等分配する
  • 有機化学は上記科目のI.用語・II.理解のステージが終了するまで開始しない(途中から1日あたり1時間の学習を開始)

 

また、実際は、科目ごとに時間vs得点力(=成長曲線)が異なるので、

これにあわせて、勉強期間の初期・中期・後期における学習の力点を変える必要が生じてきます。

生命科学は対数型、物理・物理化学は指数型、有機化学は線形、英語はシグモイド型なので、

これを考慮した勉強期間ごとの「勉強時間の設定」も必要となってきます。

(より具体的には、生命科学・英語はスタートダッシュをかけ、ある程度理解・定着してきたらペースを落とす。物理も同じくスタートダッシュをかけるが、最後の追い上げで解答力が急激に向上するので、最後までペースを落とさず走りきる、などです。左記は4科目型の例ですが、当然2科目型では生命科学・英語は最後までペースを落とさずに入りぬくべきです)

 

いろいろ述べてきましたが、具体例をお示しするのが一番イメージしやすいかと思います。

以下に、僕が2年目の勉強をしていたときのうち、「1日じゅう時間を自由に使えた場合」(※)のスケジュールを

「日」の行動指針(=日単位のタイムスケジュール)具体例として示します。

※勉強を中心に据えたスケジュールであるため、「自由に時間を使える日」を例に示しています。
※もしあなたが働いているのでしたら、土日のすごし方の参考になるかもしれません。
※一方で、自由に使えない日も週に3~4日ほどありました。ですが、こちらは殆どまとまった勉強時間を確保できなかったため、あえて示す必要もないと思い、ここでは示していません。そういう日は、ボキャビルダー医学英単語テストバンクなど、スキマ時間に行える勉強を中心に進めていました。
※働いている方も、下図に「仕事」をはさむ形で作成されるとよいと思います。とにかく可視化することで、どこにまとまった勉強時間を作れるか、というアイディアが出てきやすくなります。また、それを押し進めることで、あなたが1日あたり確保できる最大限度の勉強時間も把握できることでしょう。

 

 

具体論:「年」単位の達成目標

「日」単位の行動指針と同時に、

あなたに決めていただきたいのが「年」単位の達成目標です。

 

これについては方法がシンプルです。

つまり、先ほど示した「計画を立てる時間スケール」に基づいて、

何ヶ月後 or 何年後(おそらく多くは1年後でしょう)に、○○大学に合格する

と決めます。

 

なお、「○○大学」の部分に関しては、

具体的な決定方法を戦略の記事に掲載しているので、

ぜひ参考にしてみてください^^

(上記リンク先にも記載していますが、志望大学は可能な限り第一志望+複数の大学を選定するようにしてください)

 

このように、最終目標が明確になることで、

今後、日々の行動(多くは勉強でしょう)の結果が何に向かうか、常に念頭におくことができるようになります。

これによって、自分の行動・道筋・方向性に迷いがなくなり、

その結果、長期的にモチベーションが持続するという、

絶大なる恩恵をあなたは獲得できるようになります。

 

※これを補強するために、自分の心理にうったえるアプローチも有効です。たとえば、僕は合格通知書を自作して、額縁に入れて、学習机の目の前に常に置いていました。

ただし、合格したあとに大学から届いた「本物の合格通知書」は、僕が作った「自作物」より相当簡素なものでしたが。。(笑)

 

 

具体論:「月」単位のマイルストーン

ここでは、「年」で定めた最終到達目標に対して、

必要な学力の到達段階をブレイクダウンする段階です。

この到達段階を小目標(=マイルストーン)として、

「月」ごとに進捗の大まかな道筋を描いていくのです。

 

正直に申し上げると、勉強計画を立てる上で、

全スケールのうち「月」が最も重要です。

というのも、このマイルストーン設定作業は、あなたの医学部編入の合格までの、

勉強計画全体における道筋を示し、進捗管理の指標となるからです。

 

具体的には、以下の項目が有効な指標でしょう。

  1. TOEIC/TOEFLのスコア(出願に必要な場合)
  2. 模試の偏差値(例:KALS校外模試、校内模試、実力テスト)
  3. 第二志望以下の併願校の合否
  4. 最大難度大学・科目の過去問題の出来

 

1.については、「勉強計画を立てる段階において出願に必要なスコアに到達していない場合」、もしくは「出願に必要なスコアは満たしているが、評点を上げる目的で更なる点数の向上を目指している」場合に、設定するのがよいでしょう。

2.については、KALSの説明いわく、偏差値60以上で、複数校出願した場合に1校は合格する圏内であるとのことなので、ひとまずは60を目指すのがよいでしょう。もちろんそれ以上を目指してもまったく問題ないでしょう。

3.については、適切に志望大学を選定した場合、併願校の受験は第一志望大学に対する腕試しと位置づけられるので、その合否は第一志望大学合格に対する学力の指標になりうるでしょう。

4.については、全員必須です。

 

上記のマイルストーンに対する進捗次第で、都度、以下のような微調整を行います。

  • 科目別の学習時間の比重を変更する ・・・ 「日」レベル
  • 一日あたりの総勉強時間を変更する ・・・ 「日」レベル
  • 次に述べる「週」ごとの進捗目標を変更する ・・・ 「週」レベル

 

微調整はできるだけ頻繁に行うのがよいでしょう。

これは、実際に変更を頻繁に行う、という意味よりは、

「自分の進捗を常にウォッチング&サマリーし、必要に応じていつでも変更できる状況を作っておく」という意味に近いです。

これを達成するため、「月」スケールのマイルストーンは、

ある程度細かく設定されるのがよいかと思います。

具体的には以下の頻度で、ウォッチング(=受験する)するのがよろしいかと思います。

  1. TOEIC/TOEFLは毎回受験
  2. 模試は可能な限り多く受験する(KALS校外模試は全て受験。KALS受講生なら、校内模試も毎回受験し、さらに出来るだけ多くの過去模試を解く)
  3. 併願校は3校以上受験する(可能な限り第一志望大学の受験日より前の日程を選定する)
  4. (過去問は最初と最後だけでよいと個人的には思いますが、適宜ウォッチング目的で回数を増やしてもよいと思います)

 

これも、具体例をお示ししたほうがわかりやすいかと思います。

実際、僕は自分のPCのExcelに、以下のような「月間マイルストーン表」+「それに向けた勉強方針」を設定していました。

※表中に併記している勉強方針・勉強方法については、実際には上述微調整を行っていますので、必ずしもその通りには実施していません

 

 

また、実際に僕が経過した月ごとの進捗も、

お示しするとイメージ把握と理解の参考になるかもしれません。

生命科学

1月 TB練習テスト開始、プログレッシブ通読開始

2月 TB練習テスト終了。プログレッシブ読了。

3月 TB模擬テスト開始。記述の訓練開始。 模試偏差値57.1

4月 TBで常に100点を取れるようになる。模試偏差値66.6

5月 上記継続。阪大模試偏差値48.9←奇問多数なので大丈夫と開直り

6月 上記継続。第2回生命科学実力テスト(偏差値60.1)←だいぶ安定

物理学

1月 よくわかるシリーズを軽く通読

2月 マセマ演習1週目開始。

3月 同終了。模試偏差値62.3

4月 同2週目開始。模試偏差値50.6 ←定着あいまいな箇所あり

5月 同終了。阪大模試偏差値57.6 ←安定したと判断

6月 同3周目開始。

 

化学

1月 何もせず

2月 何もせず

3月 物理の量子力学、熱力学の学習1周目終了したので、ひきつづき量子化学、化学熱力学の演習を開始。模試偏差値69.1

4月 有機化学演習開始。上記1週目終了。模試偏差値73.7

5月 有機化学1週終了。構造有機化学は理解したので空き時間に反応見直し程度。模試偏差値65.1

6月 ひきつづき、反応見直し

※化学はもともと専攻分野だったためサクっと終わらせました。

 

英語

1月 ボキャビルダー(※初月無料&気に入らなければ1ヶ月以内解約で課金なし)、医学単語。公式問題集1周目。TOEIC 620点

2月 語彙継続。公式問題集2周目。TOEIC 660点模試偏差値57.1

3月 語彙4000到達。公式問題集3周目。模試偏差値57.1

4月 語彙6000到達。公式問題集4周目。TOEIC 740点。併願校のTOEIC必要点をクリアしたため対策終了。模試偏差値45.0

5月 語彙8000到達。模試偏差値49.9

6月 語彙10000到達。第2回実力テスト(偏差値55

※英語に関してはKALSの模試はバラつく印象があります。あまり落ち込まずに、一定の文法力をつけたらあとは淡々と語彙力と速読力を高めることに専念するのが良いと思います。

 

具体論:「週」単位の進捗目標

ここでは、一週間ごとに達成したい進捗目標を設定します。

たとえば「マセマ演習書(電磁気学)のうち残り半分をこの1週間で終わらせる」、といった具合ですね。

そのために、向こう1週間の各日に対して、行うべきことを割り振ります。

※日ごとの進捗に応じて、「週」のなかのスケジューリングを毎日微修正してもかまいません。

 

なお、これまで「日」「年」「月」に関して、ある程度固定化して考えてきました。

これらのスケールで決めることは、あなたの勉強計画の「指針づくり」という性質を帯びるものだからです。

いっぽう、最後に設定する「週」に関しては、

  • 日々の学習の進捗(I.用語、II.理解、III.定着)
  • 「月」マイルストーン達成可否(模試、TOEIC試験、第二志望以下併願校の合否など、IV.記述に含まれる)

・・・によって、臨機応変に変更されるべきです。

なぜなら、「週」は日・年・月と異なり、あなたの勉強計画の「進捗管理」という性質を帯びるからです。

 

実際の設定順序およびオペレーションのイメージとしては

  1. 最初に「日」「年」「月」を先に固めてしまう(数時間~1日かける)
  2. まずは日々の学習を、スタートする
  3. その後進捗に応じて「週」を設定する(週の変わり目、たとえば日曜の夜などが断然オススメ)
  4. 2.と3.を、試験当日までひたすら繰り返す

のようになるでしょう。

 

ここでも具体例をお示ししておきます。

僕は毎日、以下のような進捗管理(=週ごと(ときとして日ごと)のスケジューリング)を行っていました。

※予定していること・予定していたが実行できなかったこと(=未実行)を白、実行半ばのものを黄色、完了したものを赤、という具合に色付けしていました。

 

 

まとめ

この記事では、勉強計画の超具体的な方法をお伝えする、をコンセプトに、

実際に僕が行った・辿ってきた例を交えて、勉強計画の立て方をお伝えしてきました。

 

そのエッセンスは以下の通りです:

  • 受験に合格するために最も大切な取り組みは、まず必要事項を整理し、次いで逆算志向に基づいて、その行動ペース配分を最適化することである
  • そのために年・月・週・日 すべてのスケールにおいて計画を立てること
  • 「日」「年」「月」の順に計画の方針を固定化し、「週」スケールで進捗を管理すること
  • 「日」では、計画を立てる上での前提条件(=確保できる勉強時間)を規定する
  • 「年」では、あなたが受験するうえでの最大目標を決定すると同時に、そこまでの到達時間を(ある程度理論的に)設定する
  • 「月」では、勉強の進捗管理を行う足がかりとなるマイルストーンを設定する
  • 「週」では、進捗管理を週・日ごとに微調整しながら実施する

 

あわせて僕の例も示しましたが、

あくまで理解を促すための一例に過ぎません。

実施はあなたの目標(=志望大学)、期間、求められる学力があるでしょうから、

年・月・週・日のスケジューリングは、あなた独自のものとなるはずです。

 

ぜひ、この記事で示した体系的な方法にのっとって、

僕が示したの具体例を参考にしていただきつつ、

あなたオリジナルの、合格に結びつく磐石な勉強計画を練っていただけたら幸いです。