コチラに記事をUPしました!
2018年度大阪大学医学部学士編入学情報頒布会

はじめまして^^

ぶっでぃです♪

プロフィール

  • ニックネーム:ぶっでぃ
  • 受験回数:2
  • 年齢:32歳(1985年)
  • 性別:男
  • 略歴:
    苫小牧工業高等専門学校物質工学科
    東北大学工学部
    同大学にて博士号取得(化学工学専攻)
    総合化学メーカーにてエンジニア
    →現在に至る

情報提供依頼はコチラまで ※2018.10.21停止中

 

併願校

  • 2016年受験:大阪(一次×)
  • 2017年受験:香川(一次○、二次辞退※)、富山○、大阪○、北海道○
    ※香川は阪大一次試験と日程重複のため辞退

2年目はいずれも試験の特性が異なりますが、追加合格ではなく全て一発合格することができました。なお、各校の過去問対策はしていません(阪大除く)

得点

  • 2016年受験:
    物理37、化学52、英語41、生命科学49(合計179 一次落ち
  • 2017年受験:
    物理52、化学79、英語50、生命科学84  (合計265 一次8位)
    小論30、面接16.7  (合計46.71、一次+二次311.7最終8位)


志望理由

中学校卒業以来、一貫して工学畑で、大学進学後は研究の道を志しました。

博士時代に、「工学を専攻したからには、ものづくりの現場を知らねば一人前とはいえぬ」という価値観が生まれ、民間企業に就職しました。

ですが4年勤めたのち、自分の能力を生かしきる道はやはり研究であったと思い返しました。

その際、

  1. 昔から医師になることに興味はあったこと(中学校卒業時点で工学の道にすでに進んでいたため、最初は諦めにかかっていた)
  2. 医学は未知のフロンティアにあふれた魅力的な分野であること
  3. 人の精神構造はどう形成されるのかについて興味があった

などの理由から、医学の道に進むことを決心しました。

面接においては、すべて研究医になることを前提に話をしました。



勉強方法

予備校を利用せずに、合格を掴み取る

僕は1年目は働きながらの受験でしたが、まったく時間を確保できず、一次試験前の2週間だけ休暇をもらいやっと勉強に専念することができました。ですが、付け焼刃の実力しかつかず、ほぼ無勉強の状態で不合格でした。(就業しながら合格される方がいらっしゃいますが、並大抵の努力ではないと思います。心より尊敬しています)

2年目は受験年1月に諸事情で会社を休職しました。そのため、受験までの半年間、勉強時間を比較的確保することができました。

合格に要した、具体的な勉強時間については>>コチラをご覧ください

 

KALSのカリキュラムは利用しませんでした(模試テストバンクは活用)。合格とは、努力が正しい方向性で行われたとき、授かるものであると考えます。KALSカリキュラムの本質は、方向性(傾向分析と学習範囲)をアウトソーシングするというものです。出題範囲や受験全般の情報が各校によって様々で、インターネット上でも情報が錯綜している医学部編入において、勉強の方向性がしっかり定められるとことは、それ自体大変貴重です。特にKALSは、生命科学における教材の質は大変すばらしいと思いますし、受講する価値は十分高いと思います。ですが、学習範囲模試をアウトソーシングするという本来の目的に立ち返ると、模試+テストバンクが必要十分ではないかと私は考えます(じっさい利用してみて確信。後述)。

2年目の受験では、限られた貴重な時間を活用し、いかに最短最速で合格するか。それが私の戦略でした。



前提となる考え方

「マニアックを捨て、Commonな問題の習得に全力を注ぎ、まずは筆記合格を勝ち取る」

※参考:何をもってCommonとするか

  • 医学部編入学試験は学力試験→面接試験と選考が進んでいきます。多くの大学では、学力試験をパスしなければ、面接試験に進むことができません。学力試験の通過が重いハードルであり、まずはそちらに注力します。
  • 医学部編入の試験問題には難問奇問が含まれます。さらに、出題範囲も難度も、年度や大学によって大きく異なります。なので一見、広範で複雑な試験対策が必要なように見えますが、惑わされてはいけません。どの大学も過去問を解析すれば、Commonな問題(高校~大学教養レベルの、過去複数校で複数回出題されている常識的な問題のこと)が8割程度の配点であろうことがわかりますぶっでぃが受験した阪大は、比較的難度が高めですが、それでもCommon8割という比率は変わりません。一般的に学力試験の問題を8割も解くことができれば、学力試験は問題なくパスします。ということは、Commonを完璧にすれば十分合格するはずです。
  • また、医学部編入の試験問題は年によって出題範囲と難度が大きく異なることもありえます。そんな中で、安定した得点源になりうるのは、Commonへの対応力しかありません。つまり、Commonな問題(=事前対応可能かつ繰り返し可能な問題)を当日いかに落とさず解くことができるかが真の得点力といえます。また、Commonな問題を繰り返しこなして対応力を鍛えていくと、不思議なことに、かりに難問奇問が出題されたとしても、解き方を知らなくても当日なんとか閃くものです
  • 何事も本番で慌てず怖けず対応するには、日ごろからの訓練が大切です。なので、演習メインでの勉強法を選択します。具体的には、必要な演習書を1冊だけ選び、Commonな問題を定着させるため、ひたすら反復します


では実際にどうするか?

 

  1. 過去問解析を徹底的に行い、Commonな分野として何が必要学習分野かを選定します。なお、ここで解析すべき大学は1つに絞ることが大切です。あなたの志望大学の中で、問題難度および合格難度が最も高い大学を1校だけ選定します。
  2. 学力の到達イメージを設定します。
  3. 1つの分野に対して演習書を1冊だけ選定します。
  4. 一次試験日から現在を逆算してスケジューリングします。
  5. 一次試験の1ヶ月前から、(1大学だけに選定した)ひたすら過去問を反復します。

ちなみにKALSの模試は必ず全て(3~4回程度)受験するようにしてください。実際の試験難度と比較して、生命科学の出題は若干マニアック、英語の出題はヘビーすぎるフシはありますが、自分の理解度と相対的な位置がわかり、勉強計画の微調整に役立ちます。また、生命科学の記述問題に対する自分の解答力を測る指標にもなります(後述)



各論:生命科学

※この項目は、私が受験時代に行なった方法をそのまま記述しています。

合格後の、反省と検証を反映した、最新の推奨勉強法については、

>>コチラの記事をご覧ください

  • 過去問解析:

初学者にとっては問題文が何を言っているのかさっぱりなので、素直に他者の力を借ります(演習書の項参照)。ですが、みなさんイチオシの「医学部編入のための生命科学演習」と「Essential細胞生物学」は明らかにオーバースペックであることはわかりました。初学者はまずは骨太の知識体系がほしいのです。それに対して生命科学演習はマニアックすぎるし、Essentialは生化学的に詳述しすぎているきらいがあります(辞書代わりに拾い読みする程度ならOK)初学者から完成レベルまで橋渡しするレベルの演習法が安価に入手できる日が待たれます

  • 学力の到達イメージ:

  1. 必要十分な知識がインプットされている。「点」
  2. 知識間のつながり(論理)が明確化され、インプットされている。「
  3. 記述(アウトプット)の論理構成が整理されている。「線を描く力
  • 1つの分野に対して演習書を1冊だけ選定:

要素 教材 備考
知識「点」 KALS生命科学テストバンク KALSが用意する、生命科学最強の知識インプットシステム
知識間のつながり「線」 プログレッシブ生命科学 阪大教授陣による執筆がなされています。基礎的な説明がコンパクトにまとめられているほか、出題されそうなトピックスも満載です
論述問題の論理力強化「線を描く力」 重要キーワードを200字以内で説明する テストバンク、プログレッシブ、過去問などに書いてある重要そうなキーワードを論理的に説明できるようにしておきます。なお、記述問題の演習にはPCでのタイピングが非常にオススメです(素早く打てて修正が楽)

KALSには生命科学テストバンク(以下TB)という、秀逸な知識インプットシステムがあります(6ヶ月3万円※)。これの練習テストをレベル別(4分野3難易度=12種)に網羅的に受けて、間違えたところの解説をくまなくチェックします。次に、50問ランダムの模擬テストを100点満点x100回取れるまで繰り返します。これで知識のインプットは完璧です。

※ ちなみに、テストバンクの課金システムはいろいろ不便な点があるので注意しましょう。 ①入金してから受講できるまで、なぜか2週間もかかる。 ②6ヶ月縛り。継続には追加課金3万円必要 (みんな不安だから6ヶ月以上は続けるだろうし、月割り5000円の月額課金にしたほうがお互い得すると思うんですが・・・)


テストバンクと同時進行で、プログレッシブ生命科学も通読します。1回で十分。これによって、知識と知識を結ぶ論理展開もインプットされました。

※ なお、阪大対策として免疫の理解を深めておく必要があると考え、審良先生の「新しい免疫入門 自然免疫から自然炎症まで」(講談社ブルーバックス)を購読していました。これによって免疫の全体的な理解が一気に深まりました。同じくブルーバックスで岸本先生の免疫の本(その1その2)も購入しましたが、そちらは各論的で、結局読まずじまいでした。トピックスを仕入れるという意味ではよいと思います。


最後に、過去問やプログレッシブ生命科学に記載されている重要そうなキーワードを、200字以内で論理的に説明できるようにします。記述方法としては、

  1. 文字数制限を守る
  2. 結論から先に述べ、その後理由を論述する
  3. そのワードを説明する上で最も本質的な内容から先に答える

Q.

真核細胞について説明せよ。

A.

核を有する細胞が真核細胞である。オルガネラの一部は、太古の昔に好気性細菌やシアノバクテリアが古細菌に進入したものに由来し、これらがミトコンドリアや葉緑体に進化したと考えられている。それ以外にも、核膜に連続して小胞体が発達しており、これに由来するリソソーム、ゴルジ体、小胞等、原核細胞にはない細胞内膜系が発達している。

また、模試で記述問題における自分の解答力を測っておいてください。

  • 学習スケジュール(模試結果も併記):

1月 TB練習テスト開始、プログレッシブ通読開始

2月 TB練習テスト終了。プログレッシブ読了。

3月 TB模擬テスト開始。記述の訓練開始。 模試偏差値57.1

4月 TBで常に100点を取れるようになる。模試偏差値66.6

5月 上記継続。阪大模試偏差値48.9←奇問多数なので大丈夫と開直り

6月 上記継続。第2回生命科学実力テスト(偏差値60.1)←だいぶ安定


各論:物理

※この項目は、私が受験時代に行なった方法をそのまま記述しています。

合格後の、反省と検証を反映した、最新の推奨勉強法については、

>>コチラの記事をご覧ください

  • 過去問解析:

  1. 力学
  2. 電磁気学
  3. 熱力学 (気体の状態変化・サイクル・自由エネルギ中心)
  4. 量子力学 (ドブロイ波、ボーアモデル中心。シュレーディンガー方程式、井戸型ポテンシャルも将来出題されるか)

いずれも例題レベルを固めれば解ける。たまにマニアックな出題があるが、無視する。

  • 学力の到達イメージ:

各分野において、

  1. 問題文から対象となる物理現象を想起できる。
  2. 問題文が求める現象をどのように論述するかのストーリーが描ける。
  3. そのストーリーを数式で表現できる。

数式で表現できることが最も大事になってきます。演習量が鍵となります。

  • 1つの分野に対して演習書を1冊だけ選定:

分野 演習書 備考
力学 スバラシク実力がつくと評判の「演習」力学キャンパスゼミ 大学理系教養の学生に大人気のキャンパスゼミシリーズ。その演習書バージョン。
電磁気学 スバラシク実力がつくと評判の「演習」電磁気学キャンパスゼミ 同上
熱力学 スバラシク実力がつくと評判の「演習」熱力学キャンパスゼミ 同上
量子力学 橋元淳一郎、単位が取れる量子力学ノート 非常に平易に量子力学が記述されている。本文を読み、例題を解いていくだけで理解と数式表現力がつく良書。

過去の合格者のみなさんは結構サイエンス社の黄色い演習書を推しているのですが・・・僕が見る限りマセマも問題のレベルではほぼ同等だし(網羅性は黄色本のほうが若干高い)、でも解説はマセマのほうが丁寧でレイアウトも見やすい。期待する得点圏が同じなら、マセマのほうがオススメです(とくに初学者には)。なお、普通のマセマではなく、演習書がオススメです。マセマの場合、演習書といいつつも、基礎的な現象の解説を例題形式で提供してくれるので、手を動かしながら教科書的な理解もできるように設計されています。もちろん、実戦レベルの演習も必要十分に掲載されています。

なお、副読書がほしければ、下記の教科書がオススメです:

  • 学習スケジュール(模試結果も併記):

1月 よくわかるシリーズを軽く通読

2月 マセマ演習1週目開始。

3月 同終了。模試偏差値62.3

4月 同2週目開始。模試偏差値50.6 ←定着あいまいな箇所あり

5月 同終了。阪大模試偏差値57.6 ←安定したと判断

6月 同3周目開始。

  • 失敗事例

演習の反復過程において、毎年出題されていなかった剛体分野(+かつては頻出だったが今はほぼ見かけない重力分野)を省略してしまいました。ところが本番ではもろに剛体に関する出題があり、その部分を丸ごと(20点分ほど?)落としてしまいました。マセマに掲載の内容で十分解ける出題であっただけに、そぎ落として失敗したのは大変残念で得した。基礎的な1冊を選定した時点で、相当的が絞られているのだから、そこから更にそぎ落としてはならない。ヤマカンは禁物であると痛感しました。

なお、音波に関してはまったくノータッチでしたが、式の穴埋め形式の出題だったため、両辺の次元を合うように記号をつじつまあわせで考えることができました。このあたりは工学的な考えなのかもしれません。結果として数十点は稼げたんじゃないかと思います(基礎ができていると本番でこういう応用が利きます)。


各論:化学

※この項目は、私が受験時代に行なった方法をそのまま記述しています。

合格後の、反省と検証を反映した、最新の推奨勉強法については、

>>コチラの記事をご覧ください

  • 過去問解析:

  1. 化学熱力学(相転移、反応、浸透圧中心)
  2. 量子化学(HOMO/LUMO、分子軌道論中心)
  3. 反応速度論(反応速度の経時変化式、次数決定、定数決定、遷移状態理論、ミカエリスメンテン式)
  4. 有機化学(出てくる反応が教養レベルを超えている)
  5. 分析化学(CO2濃度、pH計算)
  6. 無機化学(結晶論: Braggの条件、格子定数)

いずれも例題レベルを固めるだけで解ける。たまに非常にマニアックな出題がされるが、無視する。

大問IIIは構造有機化学に基づく機構記述、IVは反応有機化学の知識と理解を問う穴埋め。前年のマニアックな結晶論は毎年は出題されず、braggの回折条件と格子定数どまりで十分と判断しました。

  • 学力の到達イメージ:

有機化学は、

  1. 反応有機化学と構造有機化学の知識が必要十分に習得されている。
  2. 大問IIIの機構記述とIVの反応穴埋めを適切に行うことができる。

阪大の有機化学は、求められる学習範囲は大学教養を超えますが、考察問題はほぼゼロのパターン認識問題です。つまり、知識インプットの質と、問題への当てはめ力が、得点力に結びつきます。

また、化学熱力学と量子化学と分析化学は、物理と同様の到達イメージです。

というわけで、化学でもやはり繰返しの演習量が鍵になってきます。

  • 1つの分野に対して演習書を1冊だけ選定:

分野 演習書 備考
化学熱力学 中田宗隆、演習で学ぶ化学熱力学 物理化学がご専門の、中田先生による著(他にもいろいろと出版されています)。編入界隈ではあまり大きくは紹介されていないが、難度、網羅性、解説ともに秀逸超オススメ
量子化学 福間智人、単位が取れる量子化学ノート 量子化学の理論的枠組みが理解できるというより、解法に特化した記載。受験に特化するならこれが最適解。理論体系じたいが複雑なので仕方がない。
反応速度論 渡辺啓、演習物理化学の、「8 化学反応速度」だけ。

Wikipedia(ミカエリスメンテン式)

①はAmazonでは異常に低評価だが、化学反応速度に関しては医学部編入試験の範囲・難度ともにちょうど良く網羅している「良書」。

②はWikipediaと思えない充実っぷり。定常状態近似での導出法と、各種阻害方式についてマスターしておく。

有機化学(基礎) 大須賀ら、基礎有機化学演習 有機化学の問題を解く、腕慣らしという意味では好適。大学工学部への編入学を希望する高専生(化学系以外)のために書かれた本なので、化学が苦手な人向けの記述本番用としては少し物足りない
有機化学(実戦) 杉森彰、演習有機化学[新訂版] 構造論・反応ともに阪大有機に必要十分な網羅性をもっています。1冊目と重複する問題は飛ばしてよい

※例年、有機化学は配点の5割を占めるので、2分野ぶんの重みがあると判断し2冊こなしました。なお、分析化学(CO2濃度,pH)・無機化学(Bragg,格子定数)は高校レベルと思われますので、必要に応じて復習しましょう。

  • 学習スケジュール(模試結果も併記):

1月 何もせず

2月 何もせず

3月 物理の量子力学、熱力学の学習1周目終了したので、ひきつづき量子化学、化学熱力学の演習を開始。模試偏差値69.1

4月 有機化学演習開始。上記1週目終了。模試偏差値73.7

5月 有機化学1週終了。構造有機化学は理解したので空き時間に反応見直し程度。模試偏差値65.1

6月 ひきつづき、反応見直し

※化学はもともと専攻分野だったためサクっと終わらせました。ですが、演習書の選定は難度的に初学者向けとしても問題ないと思います。今年ははじめて合成経路の設計が出題されました。この手の問題も多数掲載されています。



各論:英語

※この項目は、私が受験時代に行なった方法をそのまま記述しています。

合格後の、反省と検証を反映した、最新の推奨勉強法については、

>>コチラの記事をご覧ください

私の英語力は当初TOEIC 520(!?)というレベルだったので、基礎力をつけるために必死でした(3ヶ月で740点まで向上)。また併願校がすべてTOEIC必須だったのでTOEIC対策をする必要がありました。

  • 過去問解析:

配点が100点になって以来、医療関係よりもむしろ自然科学全般や社会問題を意識した問題構成。語彙力と速読力が鍵。

  • 学力の到達イメージ:

  1. 試験中に見る全ての単語がわかる
  2. 英文の解読が素早く正確にできる。
  3. 問題文が求める箇所の和訳を適切に記述できる。(阪大に限らず英語の出題スタイルは該当箇所の抜粋&和訳が多い)
  4. 英作文の記述が洗練されている。
  • 1つの分野に対して演習書を1冊だけ選定:

要素 教材 備考
一般語彙 ボキャビルダー

(※初月無料&気に入らなければ1ヶ月以内解約で課金なし)

web上の語彙力強化プログラム。製作者は7ヶ月で語彙1万2千。私も半年で語彙1万月額5000円です
医学語彙 医学部編入のための英語演習 巻末英単語集。 このために1冊買ってよいと思うほど、秀逸な英単語集演習はしなくてよい(模試で英語を定期的に解いているだけで十分)
速読力 TOEIC対策勉強 この方法は結構オススメです。本当に速読力がつきます。ひたすらヒロ前田のPart5,6本小石氏のPart7本、および公式問題集をやってました。
和訳記述力 同上 TOEICでは文法を極める必要があり、語彙力が身につけば、文法力とあいまって和訳力が自然とつきます
英作文 対策せず やらなかったのは本当に失敗。20点ほど失点したのではないか

 

※※ あわせて読みたい ※※

【英単語力3000では不足!?】まずは英単語力を高めよう!
※英語力が伸び悩み、何をすればよいかわからない方へ

英作文対策(外部サイト)
※TOEFL iBTの勉強法サイトですが、試験における採点基準(着眼点)やWriting力向上の方法論などは、医学部編入学試験とかなり通じるものがあります。

 

 

私の場合、併願校がTOEIC必須だったので、その対策もかねてTOEIC対策を重点的に行いました。
TOEIC対策と編入英語対策を別個に考えている人がいますが、合格が目標なら速読力と和訳力(=文法力+語彙力)が一番重要です。そして速読力と文法力と語彙力をつけるにはTOEIC対策という形での英語学習が最適解だと私は思います。

英語演習を必要とする考えの人は、「問題主文の文脈を理解して適切な解答をするには演習して慣れることが必要だ」というのです。まず文脈理解力ですが、これは生命科学の理解と受験者の教養によるものが大きいです。生命科学の学習が進捗し、小論文のための読書をしていけば文脈理解力は自然と身につきます。一方、解答力とはつまり和訳力なので、上記のように文法力と語彙力を高めるのがもっとも効果的な方法です。ですから、結論としてはわざわざ編入の英語問題で演習する必要はないです。もちろん、どのような出題形式かを知り、慣れておく必要はありますが、3回分の模試と過去問解析でサクッとやるくらいが丁度いいです。それよりも、まずは基礎的な英語力の向上です(そして基礎的な英語力がつけばやはり編入英語問題での演習は必要ありません)

3回ほどのKALS模試の英語を解けば十分です。ほか、NatureのAbstractなどは無料で読めたりしますので、空き時間などに読んでみることをお勧めします。スラスラ読めるかどうかが、自分の達成度の大まかな一区切りだと思います。

  • 学習スケジュール(TOEICおよび模試の結果も併記):

1月 ボキャビルダー(※初月無料&気に入らなければ1ヶ月以内解約で課金なし)、医学単語。公式問題集1周目。TOEIC 620点

2月 語彙継続。公式問題集2周目。TOEIC 660点模試偏差値57.1

3月 語彙4000到達。公式問題集3周目。模試偏差値57.1

4月 語彙6000到達。公式問題集4周目。TOEIC 740点。併願校のTOEIC必要点をクリアしたため対策終了。模試偏差値45.0

5月 語彙8000到達。模試偏差値49.9

6月 語彙10000到達。第2回実力テスト(偏差値55

※英語に関してはKALSの模試はバラつく印象があります。あまり落ち込まずに、一定の文法力をつけたらあとは淡々と語彙力と速読力を高めることに専念するのが良いと思います。



各論:小論文

※この項目は、私が受験時代に行なった方法をそのまま記述しています。

合格後の、反省と検証を反映した、最新の小論文対策法については、

>>コチラのをご覧ください

小論文の記法には鉄板のテンプレ(記述の順序)があります。ネット上にいくらでも転がっていますから、そちらを参照にしてください。また、ネタについては早期に仕込んでからある程度頭の中で寝かせていたほうがよいと判断し、一次試験勉強の合間に読書していました。ネタ本は下記のとおりです。

よみもの 備考
医と人間 現代の医学の進捗、社会問題を把握するのに好適。今年の小論文の問題はこの本を読んでおくことで対応できました。
医の未来 同上
医師の感情 ~平静の心がゆれるとき~ これを読むと、医療問題を医師の感情・人格という側面から切り込めるようになります。ちなみに阪大ではありませんが、富山大受験のとき、本書を読んだことが大変役に立ちました。また、医師になってからの心の葛藤がありのままに描写されているので、医師になる心の準備をするという意味でもオススメです。
博士崩れの○○歳 病理専攻医○年次 京大工学部から名大医学部に学士編入した方のブログです。現状の医療・医学・教育のあり方に迎合せず、独自の視点から正論で切り込みます。価値観や思考がかなり刺激されます。


各論:面接

まず、出願時に志望理由書の提出を求められます。そこに志望理由をA4版1枚でまとめることになります。面接官の先生方は、この志望理由書にすでに目を通しているものと思われます。私は以下のフォーマットで志望理由書をまとめ、また面接で志望理由を聞かれた際もこれに基づき回答しました:

  1. なぜ現職を辞して医学の道に進むのか?
  2. なぜ医師になる必要があるのか?(研究者なら医師免許を取らないという方法もある、というツッコミに予め答えておく)
  3. 医学をどのように切り開いていくつもりか?
  4. なぜ大阪大学医学部なのか?

さらに、過去の頒布会に掲載されていた質問をまとめ、各々に想定回答をして臨みました。ただし、「今まで培ってきたキャリアとスキルをどのような研究にどのようにして役立てますか?」という質問に対して回答に窮してしまいました。事前の想定で答えを具体的に詰めきれていなかったのです。研究の道に進みたいと伝えていただけに、これに明快に答えられなかったのは相当痛手でした。この質問が出るまでは比較的順調でしたが、そこからはボロボロで、鋭い指摘の嵐。多くの時間が過ぎてしまいました。そのせいで面接官の先生の印象が悪く、得点が振るわなかったのだと思います。これから受験されるみなさんは、入学してからのかなり具体的な道筋(どの分野で何を切り開くか)まで答えを詰めておいてください。

なお、私が聞かれた質問のうち、上記の質問以外は過去の頒布会に掲載されたものですので割愛します。


合格して後

採点の印象と反省

すべて妥当だと思います。270点狙いの勉強で265点取れたので、目標はおおむね達成できています。受験戦略を立てた時点での仮説が正しいことが実証された、という意味では満足しています。

ただ、終わってみると惜く思う点も多々あります。前述したとおり、物理では剛体をまじめにやっていれば20点はさらに取得できたと思います。音波の問題はCommonではなく、受験勉強という意味では捨てて問題なかったでしょう(本番では食らいつき、自分なりの考察による解答で点がもらえていた模様)。化学は有機化学問題での構造式の細かな書き間違えか、もしくは合成戦略が抜本的に違っていたのでしょうが、これは致し方ないと思います。有機化学の試験とはそういうものです。また、英語は英作文をまともに対策していれば最大で20点ほど向上したはずです。生命科学はWntとCRISPR/Cas9については各校頻出となりつつあり、かつ自分も両方ともその存在を知っていたにもかかわらず、詳細な知識習得を怠ったことで20点ほど落としてしまいました。

英作文対策(外部サイト)
※TOEFL iBTの勉強法サイトですが、試験における採点基準(着眼点)やWriting力向上の方法論などは、医学部編入学試験とかなり通じるものがあります。

想定外ではない事前に対策可能であったはずの3箇所をサボってしまっただけで、取れるはずの点数を60点も落としてしまっています。そして、その結果順位に8位まで下がったことは注目に値すると思います。いずれも自分の詰めの甘さが原因です。

今回の受験で思ったのは、医学部編入試験ほど、自分の甘さが浮き彫りになる試験はないだろう、ということです。ちょっとした甘さから数十点を簡単に落とします。だからこそ、(合格戦略として取捨選択は大事ですが)一度決めた範囲は甘さを捨て、徹底的にやりぬくことが大切だと思います。


入学後思うこと

最初の授業は基礎医学から始まりますが、学士入学の受験勉強範囲と重複するので肩肘張らずに受けることが出来ます(あくまで最初だけです)。生活環境、学習習慣、人間関係など、いろいろと慣れていく時間も、最初はたっぷりあります。

また、国立大なので授業料免除制度があります。くわえて医学部は他学部に比べて(倍率は低くないが)各種奨学金も充実しています。少しでも経済的に余裕のある環境を積極的に作り出していく努力が必要だと思います。

あと、最初の半年間は学士入学生だけを対象に基礎医学関連講座の見学と実習があります。いずれの講座でも相当エキサイティングなテーマを持ち研究しています。阪大を志望する方の多くは研究経験のある方だと思いますので、知的好奇心を刺激するという意味では入学後は相当楽しいと思います。


受験生へのメッセージ

ここに書いた勉強方法、いかがだったでしょうか? えらそうな物言いになってしまいますが、合格するには合格した者(の体系的な方法)を模倣するのが一番だと思います。ここに書かれた方法は、あなたが模倣しやすいように意識した書きました。

単純明快に記述したつもりです。誰でも再現できるようにしたつもりです。そのために過去問題を分析し、試験範囲を要素分解し、勉強計画を構造化してみました。

特定の箇所を集中し、反復し、手についたものだけが、試験で解ける内容です。従来の常識では考えられないほど範囲を絞りましたが、負けなしの実績を作りました。総投資額もきっかり15万円です。

膨大な試験範囲に絶望したり、いろんな種類の問題に手を出したりなど、時間の浪費が原因で不合格になる受験者をたくさん見てきました。ぜひ、そのような無駄を極力減らしてやるべきことに注力し、投資極小最短最速で合格をつかんで頂ければと願います。

とはいっても、医学部学士編入制度は、まだまだ受験情報が限られています。そんな状況で、不安になるのは仕方のないことだと思います。私も、勉強期間中は精神的に不安定気味になったものです。そんななか、自分を信じてやるべきことに集中するにはどうすればよいのでしょうか。

それは、心の矢印を自分に向けるのではなく、むしろ両親、家族、友人、同僚など周囲の人たちに対して心を向けることだと思います。

「自分のやり方は本当に正しい?」

「自分の勉強時間は限られている・・」

 ↓

「家族のおかげで勉強に専念する時間が与えられている」

「自分がいなくても仕事が回っているのは仲間ががんばってくれているおかげ」

・・・捉え方が変わると、不思議と見える世界が変わってきました。それを今回の受験でこれでもかというほど経験してきました。これから受験される皆さんに、ぜひこの体験を言葉という形でプレゼントさせて頂きたいと思います。

いっぽう、情報が少ないからこそ、適切な情報を得て、やるべきことをやりさえすれば、それだけで他の受験生よりも実力的に優位に立てる試験でもあります。

今年の阪大医学部の学士入学者は9名でした。それぞれ異なる経歴、価値観、考え方をもっている素敵な仲間です。その9名全員が、各々の視点から皆さんを励ますために多種多様な体験記を記事にしているのですから、全てが新鮮で役立つものだと確信します。僕の記事だけでなく、仲間の書いた頒布会の情報も参考にして自分にあった方法を見つけてもらい、適切な努力の末に合格を勝ち取ってほしいと願います。

2018年度大阪大学医学部学士編入学情報頒布会

もし、ほしい情報やレクチャーの希望(たとえば「こんな情報を教えてほしい」「問題を解説してほしい」など)あれば、優先的にブログに記載したりお答えしたりします。こちらのメールアドレスにお気軽にご連絡くださいね^^ ※2018.10.21停止中

それでは、共に彩都にて学べる日が来ることを、心よりお待ちしております。