【医学部編入】有機化学講義001「学習の全体像」

こんにちは!

ぶっでぃです^^

今回は、有機化学の学習の全体像について、

オリエンテーション形式でお伝えしていきます!

目次

有機化学学習の位置づけ

医学部では人体の機能と構造について、

ミクロ(分子)からマクロ(肉眼)に至るまでマルチスケールで理解していきます。

さて、医学部編入における主要科目は何かというと、

ご存知の通り生命科学です。

生命科学という科目名はなんとも漠然としたものですが、

これを医学部編入という文脈で捉えなおしてみると、

上述の「人体の理解」に必要な予備知識ということになります。

あなたは医学部に編入学するわけですから、

当然予備知識が身についているかどうか=医学部の授業についていけるか、

という判断基準になるわけです(=入学可否判断)。

少なくとも大学レベル(=医学部編入で求められるレベル)における

生命科学は、物理・化学の理解に立脚されます。

物理・化学も出題される大学がある理由は、これです。

この講義では化学を扱いますので、以下化学について詳細に述べていきます。

具体的にどのような「化学」が、人体において行われているのでしょうか?

人体で行われる化学のすべてを扱う(=というか生命現象は化学現象の集合)のは非常に膨大ですので、

これ自体一つの分野として確立しています。これが生化学です。

ただし、いくら膨大といっても、すべての反応は一定のルールに従います。

そのルールを学ぶのが有機化学です。

(余談ですが、もともとは生化学は有機化学の一分野でした。一方、似たような分野である分子生物学(=遺伝子とタンパク質の結びつきを調べる)は、物理学者によってかなりの進展を見ました)

ですので、医学部編入試験で化学を科目に含む大学では、

有機化学にかなりの重きを置いた出題が行われるのです。

有機化学はどんな学問か?

有機化学という学問の本質を考えるとき、小難しいことを考える必要はありません。

一言で言うとブロックの組み立てのルールを学ぶ、です。

この一言をブレイクダウンすると3つに分解されます。

  • ブロックとは原子をさします。
  • ブロック同士の結びつきを結合といいます。(結合にはいくつかの様式があります)
  • ブロック同士の結合をくっつけたり離したりするためにはルールがあり、それを反応といいます。

有機化学とは、以上の性質を一つ一つ理解していくことに他なりません。

とくに反応に占めるウエイトがかなり多くなります。

単元

有機化学を学んでいくうえで、

3種類の単元があります。

  1. 結合論
  2. 反応論
  3. 構造論

1.結合論は原子同士の結合の種類と性質について学びます。

これは有機化学の学習のうち基礎中の基礎なので、

学習の一番最初で非常に手厚く行われます。

2.反応論は原子同士の結合がどのような条件で、どのように形成(もしくは解離)するかを学びます。

これに占める割合が有機化学において最も多くなります。

3.構造論は、「立体化学」とも呼ばれるものです。

詳しくは詳述しますが、有機分子の性質は分子の立体構造(配置・配座)に大きく影響を受けます
※たとえばタンパク質の性質のカギは立体構造にあることを想像してもらえればわかりやすいと思います

新しく生成する結合の様式が反応によって異なるので、反応自体の説明をするとき、

立体構造がどのように変化するかについても、あわせて説明します。

2.反応論と3.構造論は、あわせて行われるのが普通です。

これらの性質は、反応の感受点(=官能基)ごとに説明すると便利ですので、

多くの有機化学の教科書がこの方法に拠っています。

この講義でも、官能基ごとに説明するスタイルをとろうと思います。

学び方

詳しくはコチラの記事をご覧ください^^


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