buddhi_ukaruishi– Author –
buddhi_ukaruishi
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講義
【医学部編入】有機化学講義025「アルケンその6 アルケンの酸化」
この記事の要点 アルケンの主要反応の一つである「酸化反応」について解説する。 アルケンの酸化は、試剤の酸化力に応じて5段階の異なる生成物(エポキシド、ジオール、ケトン/アルデヒド、カルボン酸、オゾニド)をもたらす。 編入試験対策としては、特定... -
講義
【医学部編入】有機化学講義024「アルケンその5 ホウ水素化を経由した反Markovnikov付加」
この記事の要点 アルケンの求電子付加反応の続きとして、「ホウ水素化(ヒドロホウ素化)」を解説する。 この反応は、通常の酸の付加とは逆の生成物を与える「反マルコフニコフ付加」であることが最大の特徴である。 「反マルコフニコフ付加」とは、二重結... -
講義
【医学部編入】有機化学講義023「アルケンその4 共役ジエンへの1,4付加」
この記事の要点 アルケンの求電子付加反応の続きとして、「共役ジエンへの付加」を解説する。 共役ジエン(二重結合と単結合が交互に並ぶ)に酸が付加する場合、通常の1,2付加生成物だけでなく、1,4付加生成物も得られる。 これは、反応中間体として生成す... -
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【医学部編入】有機化学講義022「アルケンその3 酸のMarkovnikov付加」
この記事の要点 求電子付加反応の中でも特に重要な「マルコフニコフ則」について解説する。 マルコフニコフ則とは、元々は「アルケンに酸が付加するとき、水素原子が多い方の炭素に、酸由来の水素が付加する」という経験則であった。 しかし、その後の有機... -
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【医学部編入】有機化学講義021「アルケンその2 ハロゲンのanti付加」
この記事の要点 アルケンの主要反応である「求電子付加反応」のうち、今回は「ハロゲンのanti(アンチ)付加」に焦点を当てる。 この反応は、有機化学の理解において非常に基礎的かつ重要な部分である。 医学部編入試験においても頻出のトピックとなってい... -
講義
【医学部編入】有機化学講義020「アルケンその1 求電子付加反応の総論と一覧」
この記事の要点 アルケンの主要な反応である「求電子付加反応」を概観する。 アルケンは電子密度の高い二重結合を持つため、共通した反応機構(求電子付加)で反応が進む。 この講義(シリーズ)では、求電子付加反応を主要な3つのタイプに分類して説明し... -
講義
【医学部編入】有機化学講義019「アルケン序 反応の全体像」
この記事の要点 「アルケンの反応」の全体像を解説する。 アルケンは、単結合のみのアルカンよりも反応性が高い。 その理由は、二重結合(π結合)が単結合よりも高い電子密度を持つためである。 電子密度が高いため、プラスの電荷を持つ試薬(=求電子剤)... -
講義
【医学部編入】有機化学講義018「アルカンその4-2 アルカンの反応」
この記事の要点 引き続き、「アルカンの反応」について具体的に解説する。 アルカンは反応性に乏しいが、医学部編入試験で問われる反応は実質的に2種類に絞られる。 1つ目の重要な反応は、「アルカンのハロゲン化(置換反応)」である。 2つ目の重要な反応... -
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【医学部編入】有機化学講義017「アルカンその4-1 反応の分類(有機化学全般に通じる話です)」
この記事の要点 この動画以降、「アルカンの反応」について解説していく。 アルカン(結合、立体)は有機化学の基礎であり、反応についても今後の学習の土台となるため、丁寧に解説する。 今回の講義では、アルカン固有の反応に入る前に、全ての有機化学反... -
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【医学部編入】有機化学講義016「アルカンその3-6 E, Z表記」
この記事の要点 「アルケン」の立体配置(E, Z表記)を解説する。 アルケンの二重結合は回転できないため、置換基の位置関係(cis-トランス-)で立体異性体が生じる。 しかし、二重結合に結合する置換基が3種類以上になると、単純なcis-trans表記では曖昧...
