【医学部編入】「大人の受験」シリーズ第6回: 志望動機と面接への応用  ―面接官は「問題解決してあげるべきクライアント」

※あわせて読みたい

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  3. 志望動機と面接の再定義: >>面接官は「問題解決してあげるべきクライアント」(※この記事)
  4. 組立て方のフレーム:   >>ロジカルシンキング

こんにちは!

ぶっでぃです^^

【大人の受験】シリーズ第6回目

今回は、>>第5回の応用編として、

志望動機と面接への応用 

~面接官は「問題を抱えたクライアント」

あなたの「まちがいない!」が未来を拓く!その②

というテーマでお送りします。

目次

第5回のあらすじ

>>第5回では、

不確実性の時代には、どのような方向性で世の中が変化するかを、

まずは考えました。

  • 不確実性の時代においても、「生産性が高くなる」という方向性を見出すことができる
  • 「生産性が高くなる」ということは、今まで必要だったものがいらなくなる、という事でもある。

そのうえで、僕たちがどのように考え、振舞っていけば、

「人の心をつかみながら」(=協力者を身につけながら)
※配偶者、両親、友人、知人、面接官問わず

目標・チャレンジを達成できそうか、考えました。

  • 不確実性で生産性が高い時代の到来は、まだ見ぬ世界への「ワクワク感」を僕たちに呼び起こす一方で、(自分が)いらなくなる世界に「漠然とした不安感」をももたらす。
  • これからの時代を生きる人たちは、「不安」と「ワクワク」で二極化される
  • だからこそ、「ワクワク」「まちがいない!」という確信を持てるものが、チャンスをつかむ。

さらに、どのような局面で「まちがいない!」が

威力を発揮するかを、考察しました。

  • 不確実性の世界だからこそ、勝ち負けの概念はあいまいであり、あなたの勝機が高まっている。
  • 学歴・年齢・性別・出身分野は合否を分ける絶対的基準ではない人と同じことをしてもうまくいかない。あくまで、「独自の」「好きな」「まちがいない!」に基づいた問題提起と解決と未来像のストーリーが重要
  • そのように考えると、「不確定要素」のある医学部編入は、むしろ「不確実性の時代」の特性を活かして優位に運ぶことができる

今回は、

上記の流れを受けて、

実際に医学部編入にどう応用するか、考えてみましょう。

いままでの話を【医学部編入】に「そのまま」当てはめてみる

あなたは「じぶん営業」の担当者として、「問題を抱えるお客さん」である面接官にプレゼンしてさしあげる

さて、ここまで話が長くなりましたが、

  • いままでの話は、すべて、【医学部編入試験】に「そのまま」当てはまります。

特に、志望動機を練り上げるとき、面接・グループディスカッションの際に、

如実に差が現れます。

(※これは僕自身の受験経験と、2018年受験の人たちをコンサルしてきた経験から言える事です)

生産性が高くなる方向性

世界は生産性が高くなる方向性にどんどん向かっていますが、

それは医学・医療においても例外ではありません。

その代表例は、AI診断、ビッグデータの活用、手術ロボットの普及など・・・

着地点は、「自動化」です。

探せばいくらでもある、「不安材料」

およそ100年前も、米国では工業分野で「自動化」の流れが興りました。

このときは、工業の在り方が抜本的に刷新されました。

熟練工の排除という形で・・・

それが今は医療・医学の分野でも起ころうとしています。

すなわち、ありていに言うと、

もしかすると、僕たちがたった今真剣に目指している

医師という職業ですら、「排除」の例外ではないということです。

さらにいうと、

世の中を見渡してみても、医療・医学の分野に横たわる問題は山積みです。

  • 年々国庫を圧迫する健康保険料、
  • いわゆる「医師不足」(全体不足か、診療科偏在か、地域偏在か、という3つの論点がある)
  • 少子高齢化(=医療機関にかかる人が多く、医療を支える人材が少なくなる現象)
  • 医療現場のモラル、教育現場でのモラル

・・・他多数ありますが、このような問題が生じているにもかかわらず、

現状では医師という身分が国家の政策によって保証されているという現状があります。

上記問題は本質的に、国民の健康を守ることを目的として、

医療制度が「生産性(効率・スピード・効果性)が高くなる」方向(≒市場原理に基づく切り捨て)に流されないよう、

あらゆる面で国がコントロール・規制することによって生じているので、

本来の世界の流れである「生産性が高くなる方向性」現状の間に大きなギャップが生じた時、

国家の体力(人員面・金銭面)が耐えきれなくなるのではないか、

という懸念が多方面からなされています。

そして、もしそのようなことが起こったときに、

医師(もしくは医療従事者)という身分が国家の政策によってどの程度保証されるかは、正直未知数です。

(=つまりここでも不確実性の世界なわけです)

書けばきりはなく、他にもいろいろと「問題」とされている事象はあるのですが、

つまりところ、現に医師として医学・医療に携わっている人からすると、

「不安」になる要素は相当程度にあるということになります。

そしてさらに一歩踏み込んで考えると、

医学・医療を切り開き、その問題解決の最先端にいる立場にある、大学教授もまた、

決して例外ではないということになります。

さらに、「大学教授」をするくらいですから、

むしろ並みの医師よりも問題意識をもっている可能性が高く、

ゆえにあなたの「ワクワク」「まちがいない!」という確信が響きやすい可能性がある、

ともいえます。

(=問題意識を鋭敏に持ち、批判的視点を養っている人ほど、問題提起→問題解決のための提案、というプレゼンを喜ぶ傾向にあります)

(※ちなみに、どの分野・業種でも似たような問題は内在しており 、医学・医療だけが分野として不安があると言いたいわけではありません。あくまで現時点での問題点だけを見つめてしまうと「不安材料」はたくさんあるように見えてしまう、ということをお伝えするのが意図ですし、これはどの分野・業種であろうが変わりません。現状のみならず将来的にも、やり方次第で将来性・成長性著しい分野であるとぶっでぃは考えていますし、それゆえ自分自身は合格した後でも、いま医学部編入を目指すあなたを応援したいと考えています。そもそも国家が保証してくれるから医師になりたい、などという考えの人はこのサイトを見に来ないと信じています)

つまり面接官は「問題を抱えたクライアント」。チャンスはいくらでもある

以上は「問題」の一部の例を挙げたにすぎませんが、

つまるところ、トータルで言えることは、

医学部編入学試験であなたを「評価」する面接官は、

実は「種々の問題を抱え、今まさに困っているクライアント」

という側面も持っているということです。

実際のところ、いわゆる「問題」は山積みです。

僕が先ほど上に書いたことなど、医学・医療における「問題」の、氷山の一角でしょうし、

あなた独自の目線から見出された「問題」もそうかもしれませんし、

面接官自身が、もっと個人的な「問題」を抱えているかもしれません。

じっさい、「問題」はなんでもよいわけです。

探せばいくらでもあります、「問題」というものは。

そして、「問題」と認識される数々の事象は、

本質的に「不安材料」ということです。

さて、不安材料という言葉で思い出していただきたいのは、

>>前回(第5回)の記事で次のような話をしたことです。

不安を抱えたクライアントは、不安を解消したいとおもったときに、解消してくれそうな人にお金を払う(=購買行動をとる)

これは、医学部編入学試験の面接・志望動機書作成にそのまま当てはまります。

なぜなら、面接官は「数々の問題を抱えたクライアント」だからです。

すなわち、

  1. あなたの経験から(=業務経験・学業経験・人生経験
  2. 何が医学・医療における問題かを示し(=問題提起
  3. その解決策をあなたなりに・あなたの経験から示し(=解決方策
  4. どのような医師になりたいか、どのような寄与を行いたいかを示す(=将来像

というプレゼンを、あなたがすることが出来れば、

「ぜひ、あなたから買わせてください」

ならぬ、

「ぜひ、あなたを採らせてください」

となります。

志望動機書は、

このようなプロセスで出来上がっていくべきです。

このように、「クライアントへの提案」という観点から

志望動機のストーリーを組み立てることのメリットは、

話がシンプルで一直線となり、大変分かりやすいことです。

その結果、

面接官にとってあなたの話のツカミが理解しやすくなり、

あなたの過去(経験)にも、現在(思い)にも、未来(将来像)にも、

興味を持ってもらいやすいというわけです。

これが、面接官の興味を引きやすい志望動機の正体です。

あとは>>志望動機・プレゼンの話題に隣接した想定質問に対する解答準備を行い、

イメージを固めておけば、基本的にうまくいかない面接はありません

(※これについては、僕自身の経験およびコンサル経験を積むことにより、2017~2018の間に相当の再現性をとりました)

(※一方、よくある失敗は、話し手である出願者が言いたい事を、網羅的・羅列的に述べてしまうことです。これではストーリーも何もないのですが、面接官からみると、出願者が言いたいことの要領を掴めないまま終わってしまいます。結果として、本質的でない質問や圧迫質問など、不本意な質疑応答で終わってしまうのです)

相手(面接官)は潜在的に問題を抱えているクライアントなのですから、

その場における、

あなた自身の商品力(=あなたの魅力・経験・実務能力)説明能力解決能力提案力

すなわちあなたの営業力こそが、

あなたの(問題を抱えた)クライアントを救えるかどうかを決定づけます。

ですから、

あなたの「まちがいない!」という想いが込められた、

真摯かつ誠実なる「クライアントの問題解決」プレゼンテーションによってこそ、

営業の成績(=合格)がついてくるということになるのです。

だから、是非ともあなたの

  • 「まずはやってみる」
  • 目の前の業務、問題解決に誠実に取り組んできた経験
  • 数多くの試行錯誤と、小さな失敗+経験
  • 他人のアドバイス・指摘を、足さず引かず受け入れられる素直さ

に裏付けされた各々の経験を、

あなたの内側から湧き上がる「まちがいない!」という確信に変換してほしいと願います。

言い換えると、あなたの経歴を「不安」や「自信のなさ」として捉えるのではなく、

>>「自信と確信」の材料とすることを選択してほしい、と切に願っています。

そうすることが、

(いままでは自覚がなかったかもしれませんが)

面接官の先生方にも誠実かつ真摯な姿勢を示すことになるし、

それは巡り巡って日本全体、地域全体、世界全体に貢献することになるし、

あなた自身の価値を高めることになるし、

ひいてはあなた自身の夢の実現にもなるのです。

まとめ

今回は、

>>第5回(まちがいない!があなたの未来を拓く)の応用編として、

医学部編入における志望動機作成・面接に対する再定義を行いました。

そのうえで、出願時や面接時において、志望動機をどのようにプレゼンすればよいか、

改めて捉え方・方法論・心構え・方向性の観点から解説しました。

  • 医学部編入においては、面接官は「潜在的に問題を抱えたクライアント」である。
  • あなたの(実力と根拠に支えられた)「まちがいない!」という想いやストーリーや提案は、面接官に「ぜひあなたを採らせてください!」と思ってもらう鍵。
  • 志望動機は、クライアントへの提案という観点から作成すると成功しやすい。

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