【医学部編入】「大人の受験」シリーズ第4回:「不確実性」を、あなたのど真ん中においてみよう

こんにちは!

ぶっでぃです^^

【大人の受験】シリーズ第4回目。

今回は、

『不確実性』を、あなたのど真ん中においてみよう

というテーマでお送りします。

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目次

前回までのおさらい

『あなたはなぜ医師になるのか?』という質問に対して、明確な【青写真】を描くとともに、他者に本音で説明できる言葉にまで昇華することが、あなたのモチベーション・持続力・一貫性・説得力、すべてに必要である

・・・でした。

あなたの受験成功に直結する【青写真】を描くうえで障害となる【恐怖の感情】は、

「まずはやってみる」ことによって解消するし、これによる付随的な効果(旨み)が沢山ある。

「まずはやってみる」を極めた先にあるのは、「自信」である。

・・・でした。

社会の変化が「まずはやってみる」の重要性を増幅させる

今回は、話の重心が、

「社会の変化」に移ります。

>>前回(第3回)の最後に、

「まずはやってみる」ことによる重要性が今後さらに増していく

というお話をしました。

なぜなのでしょうか?

共通概念:「不確実性の世界」

それは、これからの世界は、

いや、この世界はすでに、

不確実性の世界だからです。

これからの時代、
※厳密には「これまで」もそうでしたが

「不確実性」というキーワード

共通概念として、あなたのど真ん中においた方がよい気がしています。

思えば30年のうちに、いろいろと移り変わっている

現代はいろいろな意味で移り変わりの激しい時代です。

たとえば、ここ30年ほどを見通しても次のとおりです。

  • バブルの崩壊
  • 55年体制の崩壊
  • 冷戦の終結/新冷戦の開始/NY同時多発テロ
  • インターネット・携帯電話・スマートホンの普及
  • 大規模金融緩和
  • リーマンショック
  • SNSの普及
  • 日本企業の国際的プレゼンスの低下
  • 米国、日本、欧州以外の国(特に中国)の台頭
  • 副業解禁
  • Youtuberやブログで食べている人がいる/Youtubeで売り出す人がいる
  • AlphaGo、AlexNet(畳み込み深層学習)に端を発する、AIブーム
  • 量子アニーリング方式コンピュータの実用化
  • IoTの急速な発展
  • Fintechの急速な台頭

・・・など枚挙に暇がありません。

30年間を振り返ると、

様々な事象があったことがわかります。

だが、その移り変わりを「予測」できた人はいない

ですが、

一連の事象の方向性・共通事項を抽出することはできても、

何の事象が、いつどのタイミングで起こるかについて、

ひとつひとつ正確に予測できた人はどこまでいるでしょうか?

これは、過去→現在の30年を振り返ってもそうなのですから、

現在→未来の30年間を見通す場合はなおのことそうです。

たとえば、今この瞬間についても、

社会的なトレンドとして、さまざまなトピックについて盛んに未来予測がなされています。

しかし、これらについて、

本当に5W1Hレベルで予測できるのでしょうか?

例:AIブーム

AIの台頭によって「なくなる」仕事があるという話はよく聞きます。

深層学習・畳み込み学習の開発と、計算機能力の増大によって、

いまや単純な四則演算能力のみならず、

単純な事務処理能力や判別・識別能力でさえ、AIのほうが効率的かつ正確に行えます。

また、将来的には、

芸術家・経営者・科学者・研究者・技術者が担うような創造的な仕事すら、

(原理的な観点および計算処理能力の観点から)担えるようになるという話もあります。

僕も、将来的には、そうなるだろうと思います。

ですが、

何の仕事が、いつ無くなるかについては、

僕たちが具体的に予測することは難しいです。

例:Uber

世界で市場の大きな「タクシー会社」といえばUberです。

近年台頭してきた、いわゆるシェアリングエコノミーの代表格ともいわれます。

では、日本ではUberはどのように展開するのでしょうか?

日本では既存のタクシー業界の発言力が強く、官民挙げてUberの新規参入を阻止しているので、

いまのところ僕らがUberを使える局面というのは極めて限られています。

ですが、今後どのように展開するか、つまり

どの地域で、どのタイミングで、どのような形で参入してくるかは、

完全に予測することは難しいです。

(もしかしたらそもそも参入が難しいかもしれません。もしかしたら海外と異なり既存のタクシー会社の車両・人員を使える形でコラボレーションしてくるかもしれません・・・と書いている途中で、大阪でそのように始まるというニュースがありました💦)

例:第四次産業革命

現代は第四次産業革命の真っただ中にいるといわれています。

第一次は蒸気機関(工業革命)、第二次は作業機械(農業革命)、第三次はPC・Internet(情報化革命)

などが普及したことによる「単発革命」でした。

しかし第四次産業革命は、様々なインフラ・技術(AI、Fintech、IoT、C to C 等)

…が同時多発的に出現し、僕たちの生活も爆発的に変化しています。

こうなると、もはや「~~革命」などと名前が付けられるものではありませんし、説明不能です。

もはや、

「現時点で」「何が起こっているか」すら

現在進行形で示すことが難しい世の中になっています。

変わらない「正解」などなくなった

以上の例からわかるように、

現代から未来への流れを、

いわゆる「5W1H」の形で完全予測することは難しいです。

このように、未来予測が難しい世界を、

このサイトでは「不確実性の世界」とよぶことにします。

昔はあった、「正解」

とはいっても、

僕たち(20代中盤以降)の親世代以前は、

まだ「正解」があった世代です。

こう言っては何ですが、すでに「正解」があるがゆえに、

自ら「正解」を考えたり作り出したりする必要はなく

ただ「正解」に近づくための努力をすればよかった、という時代があったのは確かです。

戦後、日本は一度牙を抜かれて、そこからみんなで立ち上がろうと頑張って、経済を建て直していったのです。昭和は、一生懸命頑張れば何でもできるという時代でした。常に、経済は良くなる方向に進み、暗い話がなくて、誰もが夢を持つことができました。一方で、裕福じゃない人間は過酷でした。だからこそ、「正解」に向けて「努力」することが大切だったのです。

その答えの代表例は「大企業」です。

今では考えられませんが、

非正規雇用などなく、

定年退職するまで同じ会社で働き続ける終身雇用制でした。

そして年次昇給があり、これらを拠り所に、

子供の教育費を支払ったり、マイホームを買うという人生設計も可能でした。

予測可能かつ実現可能性が高い人生設計を立てることができたからこそ、

大企業という「正解」を設定することができたのだと思います。

現代における「正解」とは

僕たちの親世代以前は、

大学(もしくは高校)を卒業する直前になって、

「どのような進路選択をすべきか?」という問いに対しては

「できることなら大企業」という明確な答えがありました。

では、今年卒業する大学生ではどうでしょうか?

明確な答えがありますでしょうか?

・・・答えはNO、です。

なぜなら、かつての「正解」であった大企業においてすら、

もはや終身雇用は保証されず、

年次昇給もなく(あってもわずか)

年金も確定拠出年金となり、

何より副業解禁(=会社がもはや社員の生活を面倒見きれない)

という流れになってきており、将来の経済的な見通しはおろか、

身のおき方すら予測不可能です。

このような状態では、もはや

  • 「大企業」=「安定的かつ予測可能な将来設計」

という図式は成立しません。

それでは、どこに就職すればよいのでしょうか?

それは「わからない」です。

大企業、中小、ベンチャー、どこがよいのでしょうか?

それも「わからない」です。もしかしたら、中小かも。

そもそも、勤めたほうがよいのでしょうか、起業したほうがよいのでしょうか、学生のままがよいのでしょうか?

やっぱり「わからない」んですね。

「変わり続ける」世の中。もう、あなたの「好き」にしていい

しかし、ここで見方を変えると、

「正解」がないということは、もしかすると、

「どれでもいい」

「何でもいい」

「好きにしたらいい」

ということでもあるかもしれません。

30年間で、世の中はこれだけ変化し、

価値観も選択肢も情報量もあり方も多種多様になり、

また選択→決断→行動のスピード感も数百倍にまで高まったわけです。

変化のスピードが速くなったということは、

逆説的には、「変わり続けるということ」こそが、

唯一の「変わらない真実」であるということです。

ということは、

何か固定的な価値観にあわせて自分を作り上げる、というよりも、

むしろ「変わり続ける」社会という現実に目を向け、

(その時々の)センス・感覚・好み・思いに合わせて、

スタイル・職業・生き方・生計を「変え続ける生き方」を選ぶことのほうが、

本当の意味での社会性を身につけるということではないでしょうか。

この際はっきりと申し上げますが、

もう、あなたの好きにしてよいのではないでしょうか。

どうせ変わり続けるのなら、

あなた自身の(その時々の)センス・感覚・好み・思いに立脚して、

スタイル・職業・生き方・生計を選択し変え続けていったほうが、

あなたの人生全般の満足度は高くなります。

上述したように、別にもう、あなた以外の人間が、

あなたの面倒を見てくれるわけでもなくなったわけですし、

そのようなことをする暇も余裕もなくなったのです。

世間の変化のスピードは速いからです。
(もしいってくる人がいたら、その人はあくまで変化しない=暇人であることを選んだか、勉強不足かのどちらかです)

―あなたの「好き」にしていい。

そう言ってもなんら違和感はないし、

そうする余地が生まれてきたし、

なによりそうしたほうが人生全般の満足度が高まる可能性を秘めた時代に突入しました。

それが「不確実性」の時代の正体です。

だからこそ、

「不確実性」というキーワードを、

あなたのど真ん中においておいてほしいと思うのです。

(>>第5回に続きます)

まとめ

この記事の冒頭で、

「まずはやってみる」の重要性がますます高まってくるのは、

「不確実性の世界」がやってくるからである

ということを述べました。

ここまで説明したように、

世界は「不確実性」の様相がますます色濃くなってきました。

世界が変化し続けるということは、

あなたも変化し続けていい、ということだし、

それは「あなたの好きにしたらいい」ということでもあります。

そして「社会」「あなた自身」も、常に変化し続けるわけだから、

もはや、元々正解など存在しない世界へと突入したということです。

こうなると、

計画、仮説、実践、結果、すべての段階において

もはや予測は不能です。

できるのは、「思い描く」ことだけです。

これも、「あなたの好きにしていい」のです。

ゆえに、「まずはやってみる」ことにこそ、

絶大な価値が生まれてくるのです。

(>>第5回に続きます)


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