【医学部編入】「大人の受験」シリーズ第3回:「まずはやってみる」ことが僕たちにもたらしてくれる3つの旨み

こんにちは!

ぶっでぃです^^

【大人の受験】シリーズ第3回目。

今回は、

「まずはやってみる」ことの旨み

というテーマでお送りします。

>>最初からまとめを読みたい方はコチラ

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目次

前回までのおさらい

【大人の受験】シリーズ第2回では、

『あなたはなぜ医師になるのか?』という質問に対して、明確な【青写真】を描くとともに、他者に本音で説明できる言葉にまで昇華することが、あなたのモチベーション・持続力・一貫性・説得力、すべてに必要である」

ということを書きました。

これは、

あなたの中で、確固たる未来予想図(=青写真)を描くことによってのみ、

モチベーションの持続性、戦略・行動・志望大学の一貫性、志望動機の説得力を持つに至るし、

それを基盤としてはじめて、「基礎問題の理解・定着」という戦略や戦術が生きてくる

・・・からです。

(※2.(戦略・方向性)と3.(戦術・行動)については、すでに当サイトで半年間、かなり具体的・詳細に記事を掲載してきました)

とはいえ、実際問題としては(医学部編入を目指す人は特に)

  • これまで数年~数十年間、慣れ親しんできた、過ごし方
  • 考え方のクセ
  • 物事に取り掛かるアプローチ
  • 生活環境、生活水準
  • 価値観
  • 職業・地位・名誉・立場・学歴
  • 収入
  • 守るべき人・養うべき人・大切にすべき人

・・・など、積み重ねてきたもの守るべきものが沢山あります。

しかしながら、

それでもなお、あなた自身の理想(=明確な青写真)に向け、あえて努力する。

それこそが、医学部編入が現役・浪人時代の一般入試と異なる、もっとも本質的な要素です。
(※このサイトでは、医学部編入を含め、この性質を帯びた受験を 大人の受験 とよぶことにします)

それゆえ、あえて意識的に青写真の明確化と精緻化と言語化を志向することが、

医学部編入(=大人の受験)の成否を分けるのです。

とはいえ、

「青写真」を描くことと、それを実行することには、それなりの「壁」があります。

  1. 青写真を描くことにあなた自身抵抗がある
    描こうと思えない壁
  2. 青写真の具体的な描き方を知っていても(>>参考)、実際やろうとしてもうまくいかない。そもそも青写真といきなり言われても、何のことか漠然としてわからない。
    描けない壁
  3. あなた自身の勇気や確信の持ち方
    →描いても実行に移せない壁

【大人の受験】シリーズでは、あなたをその成功に導くために、

上記「3つの壁」を越えるアプローチや方法を、

一緒に考えていきたいと思います。

「社会」というものをどう捉えるべきかを知り、言いようもない「恐怖」を克服する

今回から【大人の受験】シリーズの具体論に入っていくわけですが、

まずとりかかりとして、上述の「3つの壁」のうち、

  1. 青写真をそもそも描こうと思えない壁

に対してアプローチしていきたいと思います。

「恐怖」、その恐ろしい感情

僕たちは、医学部に編入することを決意し、それに向けての行動(=計画、勉強)をはじめようとしています。

そのうえで、「避けて通るべきではない感情」についてお話したいと思います。

それは、恐怖です。

恐怖という感情は、人の行動力も、思考力も、想像力も、全て根こそぎ奪い取ります。

医学部編入を決意するうえで、僕たちは二つの相反する恐怖を目の当たりにします。

一つは、

「今のままでは自分が腐ってしまう(挑戦開始前)」

ことへの恐怖です。

そしてもう一つは、

「とはいえ本当に自分が合格することができるのか?(挑戦開始後)」

という恐怖です。

医学部編入を目指すうえで、最初はみんな自らの感情に無意識的です。

しかし、自らの感情に無意識的であるかぎり、

ほぼ確実に上に書いた二つの恐怖感に板ばさみになります。

これは、僕たちの「青写真」を描く心理的土台とは程遠いです。

なぜなら、失敗に対する恐怖(=未来に対する恐怖)を抱いている状態で、

理想的な未来像(=青写真)に思いをはせるなど、出来るはずがないからです。

そして青写真がないゆえに、、

行動力思考力想像力一貫性も奪われてしまうし、

さらに悪いことに、「挑戦すべきか?」「挑戦しないべきか?」という結論がつかないので、

心理面・実行面でどっちつかずの状態になります。

その結果、「本来すべきこと(=当サイトで述べてきたこと)」ができない状態になってしまいます。

その延長線上にある未来については・・・あまり想像したくはありませんね

ちょっと脅すような話をして申し訳ないですが・・・。

しかし、あえてこの話をしたのは、

恐怖という感情を克服できるかどうかが、問題が僕たちの合格可能性に直結すると認識してほしいためです。

そしてもう一つは、そのうえで僕たちに救いがないわけではないことを、お伝えしたいからです。

というのも、この話、

裏を返すと

「恐怖」という感情にうまく向き合えば、

僕たちの挑戦(医学部編入含む)に対する成功率は劇的に向上する

ということでもあるからです。

恐怖感を、どのように克服するか

この恐怖の感情を深く掘り下げると、

さらに以下に分解できます:

  • 「失敗すること」で、惨めな思いをすることに対する不安
  • 「かもしれない」という状態そのものに対するもどかしさ

いずれの状態も、共通しているのは

「未知」「無知」「想像できない状態」です。

ここまでくれば、解決の方策、いたってシンプルです。

【未知】【無知】の反対は、【知ること】だからです。

では、

何を知れば「恐怖を克服」できるのでしょうか。

恐怖を克服するために、何を【知れば】よいか

その方策は、

結論からいうと、以下2つのイメージ:

  1. 自身に対して抱くイメージ
  2. 社会に対して抱くイメージ

・・の各々に対して、

失敗に対する恐怖(=未来に対する恐怖)を

すでに克服した心理状態を体験してもらうこと

です。

具体的には、

  • あなたが現在失敗だと「思い込んでいる状態」は、実はそうでもないこと
    (=【失敗】などによって、あなたの価値は下がらない、と思えるくらい自身へのイメージが高いということ)
  • 今の社会がどのような方向性で動いているか

・・・について【知り】、【体験する】ということです。

実際のところ、両者は一体です。

というより、どちらかの状態を【知り】【体験する】ことが出来れば、

もう片方も自ずとついてくるものです。

おそらく、僕たちの多くにとっては、

先に自分を深く掘り下げるよりも、

先に今の社会がどのような方向性で動いているかを知るほうが、

親和性が高いのではないでしょうか。

なぜかというと、自分を深く掘り下げることだけに頼ると、

自分の恐怖を克服するためには「自らの実践経験」だけに頼ることになり、

時間的に非効率だからです。

それよりは、先に今の社会がどのような方向性で動いているかを知っておくことで、ひとまずの安心感を得て、

その後実践する過程で「自分を深く掘り下げる心の余裕」(=これだけやったのだ、という自信)をもったほうが、

スムーズに物事が進むはずです。

※なお、もう1つの「自身を深く掘り下げる」アプローチについては、
【人生を変える 大人の受験】(電子書籍版)に全て記してありますので、
ぜひお読みください^^

アプローチは「社会に対する漠然とした恐怖」をなくす事

この記事では、社会に対して抱くあいまいなイメージを払拭し、

より確固たるモノにすることで、

あなた自身の「社会に対する漠然とした恐怖」をなくす事に、主眼をおきます。

そのために、話の舞台を、

あなたは社会に対してどう正対していくか?

に移します。

これがわかれば、多くの恐怖は和らぐからです。

「どうすれば成功するかわからない」への向き合い方

いきなりですが、

本質的に、「どうすれば成功するかわからない」ことにあえて足を踏み入れることを、

挑戦とよびます。

そういう意味で、医学部編入は

もろに挑戦と呼べるものです。

たとえば、このサイトに書いてあることなどは、

僕という一人の合格者の追体験です。

裏を返すと、あなたの経験ではありません

あなたがこのサイトに書いてあることを実行に移すことは、

たしかに、あなた自身の合格可能性を確かに押し上げはします。

ですが、いざ実行した後、

あなた自身の心情や環境、そしてあなたの周囲が、どのように変化し、相互作用するのか・・・

これについては、やってみるまでは「どうなるかわからない」ですよね。

すなわち、前職を辞めたり、分野を変更することなど、

要するに社会に対する挑戦を行うことは、

本質的にやってみるまで「あなた自身どうなるかわからない」わけです。

この記事では、その様な状況に対して、

どのように向き合っていけばよいのか、お話します。

誰でも最初は、「わからない状態」から始めている

誰でも最初は「わからない状態」からスタートするものです。

たとえば、僕たちの「医学部編入への挑戦」であれ、

その他の挑戦(たとえば現在の大企業を作った最初の起業家や明治の元勲)であれ、

実際はみんな、「どうなるかわからない」状態であるにもかかわらず始めるのです。

僕たちがやってしまいがちなこととして、

「Aをすれば、Bが得られる」という因果関係・答えを求めることが挙げられます。

仮に本当にそれが最初から全てわかっていたら、

たとえば、僕たちは稲盛和夫松下幸之助すら超えることができるはずです。

しかしながら、実際の(少なくとも現時点の)僕たちはそうではありません

僕たちがそうであるだけでなく、

孫正義、堀江貴文、前澤友作などの(今日成功していると思われる)資産家や起業家ですら、

最初から因果関係・答えを知っていたかというと、そうではありません

実際のところは、

彼らも、より多くの人の幸せを願う人たちなので、

彼ら自信の成功(=目的達成)体験をもとに、

「こうやっていたら、こうなる」という因果関係・答えのようなものを、

古くからは本、現代ではSNSやブログなどでも語ったりもします。

これ自体は、

僕たち(少なくとも向上心をもち続けたいと願う人たち)

にとって大いに学びになりますので、とてもよいことです。

ですが、これが結構クセモノだったりします。

なぜかというと、彼らが「成功した要因」だと思っているものだけが世に伝播するからです。

具体的には、僕たちに以下の幻想を抱かせてしまうことが問題です:

  • 成功した要因だけが見えるので、「成功者(目的達成者)」がさも最初から答えがわかっていたかのように思ってしまう(だから「こうやっていたら、こうなる」という因果関係・答えを求めたくなる)
  • 成功した要因だけが見えるので、「成功者(目的達成者)」の苦労が見えない

しかし、本当のところはというと、

「さも最初から答えがわかっているかのように、後から見える」だけです。

本当の「成功者(目的達成者)」は、

  1. 最初から答えがわからず
  2. (小さな)苦労も失敗もしまくり大量に行動する
  3. 成功するまで試行錯誤した結果、
  4. 最終的に成功(=受験であれば合格)を勝ち取った

・・・という人たちです。

これは受験(医学部編入試験含む)にも通じるところがありますね。
※というより、そのまま当てはまります。

「大量行動」の正体

ここで一番大切な要素は「b.大量行動」です。

これだけ聞くと、「闇雲に『大量行動』すればよいのか』とも思えますが、

そうではありません。

目的達成(合格)のための大量行動とは、

以下の行動指針に裏づけられたものです:

  1. ○○したらうまくいきそうだ、という予測・見通し・仮説を立てる。
  2. その検証をための行動を行う。
  3. うまくいけば(orうまくいきそうならば)、その遂行に時間的資源を最大限投入する。

要するに、

  • 最初からうまくいくものがわからないからこそ、
  • 大量に仮説・検証(=小さな失敗を重ね、
    ※事が大きくならないうちにする失敗だからこそ、小さな失敗で済ますことができる
  • うまくいなかったものをすぐ止めて、
  • うまくいったものを続けている。

ということです。

たとえば、僕がこのサイトで

「Commonを繰り返すべし」

「英単語はボキャビルダー」

・・・などと確信をもって言っているものは、

2017年1月当初においては「本当に最初からうまくいく」かどうかは「わからない」状態でした。

あくまで、その時点でわかっていることをフル動員して仮説をたて

検証(=模試結果、TOEIC結果結果を早いうち蓄積するうちに、

「確信」に変化し、さらに実施量を加速していった(=大量行動)のです。

「まずはやってみる」

多くの人の事例や、僕自身の経験も含めて、

その最大公約数を抽出してみると、

「まずはやってみる(自分から動いてみる)」ことがいかに大事か

ということがわかります。

既に何度か述べたように、

  • (事前予測)仮説をたてること or 仮説を立てられなかったら他人のアドバイスを素直に聞いてみること
  • (検証)まずはやってみる

この両方を持ち合わせることと、

バランスを保ち続けえること、

すなわち、仮説検証サイクルをまわすことが大事です。

しかし、この記事の冒頭で述べたように、

受験とは本質的に、挑戦です。

そして、挑戦とは本質的に、

「どうすれば成功するかわからない」ことにあえて足を踏み入れることです。

たとえ、僕のWebサイトや、予備校の説明会で有用な情報を得たとしても、

それがあなた自身の経験に落とし込まれない限り、

あなたの合格に役立つ情報とはいえません。

すなわち、情報を得た後には、「まずはやってみる」ことをしなければ、

いつまでたっても、

あなたにとっては「どうすれば成功するかわからない」状態であり、

あなたの「いいようのない恐怖感・不安感」が取り除かれることは永遠にありません。

「あーでもない、こーでもない」

「あの人は○○といっていたけど、自分は△△だから、●●にしておこう」

と悩み続けるのではなく、

まずは言われたとおり、足さず引かず、やってみる。

これが、あなたの生産的な仮説検証サイクルを回す着火剤であり、第一歩です。

その後ある程度感触をつかんだり結果が見えてきてから

改めて考えても(=計画の微調整をしても)、遅くはないのではないでしょうか?

その状態から脱しないと、

  • 合格者の体験をひたすら探し回ったり、
  • 他の受験者の噂レベルの話を聞いて、それを真実だと信じ込んだり、
  • 根拠なく最初から志望校の選択肢を狭めてしまったり、
  • SNSで不平不満・文句を漏らしたり

・・・などをする人(=多くの受験者)と同じ状態のままとなります。

あなたは、そうはなっていませんか?

「まずはやってみる」の3つの旨み

なすがままに目の前の問題に対処していったところで、人生は変わらない

そうはいっても、まだ疑問は残ります。

だって、「チャレンジ」そのものへの恐怖感があるからこそ、
※受験であれば、周囲の反応が変わること、失敗時に会社での地位や収入が失われることなど

「一歩踏み出すこと」や「思い切った行動」がためらわれるのに、
※周囲へのカミングアウト・必要に応じて休職・離職すること・今までしていた残業をしないことなど

いきなり「まずはやってみる」なんて、順番が逆な気がします。

その疑問はごもっともです。

かく言う、いまこの記事を書いている僕自身、

学業・研究・事業を興したり始めたりする際は

「予め結果がわかっていることだけをやりたい」

「恐怖心を取り除いてから、事を始めたい」

という気持ちに「常に」駆られています。

だからこそ、綿密な仮説を考え出す心理的な原動力にもなっていますし、

一方で、なかなか一歩足を踏み出すことができない自分も知っています。

きっと、この恐怖感から逃れることはできないのかもしれない、とすら思います。

ですが、やはり冷静に思いなおしてみると、

なすがままに、目の前のことに対処していったところで、

人生は変わらない

・・・のですよね。

だから、必要なのは、

「なすがまま目の前に対処」の状態=恐怖感に囚われて一歩踏み出せない状態 から、

脱却するための(心理的)装置を整備すること

・・・なんだと思います。

そのために、

「まずはやってみる」ことが、僕たちをどこに連れて行ってくれるのか?

つまり、その効用や旨みは何なのか?

について、よく考えてみることにしましょう。

旨み① 「まずはやってみる」ことで「想像力」が育まれ、恐怖心を克服する。

実際のところ、

恐怖感を克服するには、「想像力」が必要です。

というのも、

恐怖感の源は、理想や目標に
(たとえば受験であれば合格や、合格・入学後成りたい・成し遂げたい事がらに)

到達する道筋を「具体的に想像する力」が欠如するところから来ているからです。

これを【大人の受験】という文脈でいいかえると、

  • 合格までに取り組む自分自身、
  • 合格あとの自分自身、に対して、

理屈ではなく、主観・体験・経験などのレベル(=五感や心理状態などのレベル)で想像できない、

ということです。

そして、

これらに対する想像が働かないと、

現状の延長線上でしか未来を描くことができません。

それゆえ悲観的になります。

これが、恐怖感の正体です。

では、その「想像力」を育むにはどうすればよいのでしょうか。

それが、この記事の後半から述べてきた、

「まずはやってみる」を着火剤として行動し、

ある程度「経験」を積むことなのです。

経験を積むことで、

  • AをやったらBという結果が得られるとともに、自分自身Cという気持ちになる。さらに、Dに向かう自信が生まれる
  • EをやったらFという結果が得られるが、これは他者や周囲に対して○○という副次的な影響も及ぼす

・・・などが、少しずつわかってきます。

そして、これらの経験が積み重ねることではじめて、

あなたの想像力は高まってくるのです。

人はある程度年齢を重ねてくると、

性格は円熟し、あらゆる可能性に思慮を及ぼせるようになります。

これは、様々な経験を通して、想像力を育んできた結果なのです。

ここで、あなたが20歳代の若年者であっても、心配は無用です。

たしかに、年齢を重ねた人のほうが、豊かな想像力をもつ傾向がありますが、

それは年齢と経験に相関関係があるだけの話であり、

実際は想像力の高まりと直接的な因果関係があるのは あくまで 経験値です。

だからこそ、年齢にかかわらず

  • 「まずはやってみる」「素直に足さず引かず実行してみる」
  • 経験が得られる
  • 次なる行動の仮説検証サイクルを企図できる

・・・を可能な限り短時間で大量に繰り返し、

経験値を積み重ねることが大切なのです。

そして、経験値の積み重ねによって得られた想像力こそ、

  • あなたの恐怖心を取り除くための大きな武器であり、
  • あなたの自信の源であり、
  • あなたの挑戦への原動力であり、
  • あなたの青写真を描く素材となるのです。

裏を返せば、

「まずはやってみる」ことなしに、

「自らを知ること」もなく

なすがまま襲ってくる「恐怖感・不安感」に常に苛まれ、

「青写真を描くことを拒否する」という姿勢を継続するということは、

あなた自身を欺いているということになるし、

あなた自身から逃げ続けている、ということに他なりません。

だから、僕はあなたに、

たとえどんなに自信がなくとも、

「まずはやってみてほしい」

・・・と願っているのです。

これを極めた先にこそ、

「自信」が待っているのですから。

コラム)実業と恐怖心と想像力

ちょっと話が横にそれるのですが、

起業する人、いますよね?

たとえば、古くからある起業、

たとえば和菓子屋さん、鉄工所、牧場主などです。

いわゆる「実業」とよばれるものについては・・・

あまりにも僕たちの生活を当たり前に支えたり、

溶け込んだりしていているので、普段は意識に上ることはありません。

よくよく考えると、最初は必ず「起こした人=起業した人」がいるはずです。

なかには馬の血統書を発行する会社もあるのだとか。

確かに、よくよく考えると確かにありそうですが、

「よくそれで起業しようと思ったものだ」と思いませんか?

・・・彼らってどうやって起業したのでしょうね。

あなたには、彼らがどうやって起業したか、想像がつきますか?

僕には想像つきません。

少なくとも僕は、現時点で実業の起業について想像がつかないからこそ、

実業を起業しようとは思いません。

どうなるか、わからないし、怖いからです。

でも、きっと、

上記の実業を起業してきた人たちは、

想像力を働かせて、

「○○したら●●になるはずだから(喜ぶ人がいるはずだから)」

という確信を得て、起業したに違いありません。

たとえ、最初はどうなるかわからなかったとしても、

「まずはやってみる」

「ほかの誰かに弟子入りする」

「ほかの職業をやっていた延長線上で思いついた」

・・・などで想像力を育み、最終的に自分の行い・事業について

「確信」「自信」を得たに違いありません。

一方、現代の起業は想像しやすいです。

特にYoutubeやブログなど、Web上に資産を蓄積することで収益を上げている人の起業スタイルは、想像しやすいです。

きっと、最初は自分たちの「面白いと思った」ネタや「役立つ」コンテンツを趣味でUploadしていただけだったのが、

やがて人が集まってきたので、ためしにキャッシュポイントを1つ2つと用意したら、大きな収益が得られた。

・・・そんなところだと思います。

「現代は起業の障壁が低くなってきている」といわれますが、

それは、上記のように資産構築も簡単なら、その方式も想像しやすいからです。

いいかえると、「まずはやってみる」の障壁が低い。

だから、恐怖心が生まれにくいのです。

これが、「現代は起業の障壁が低くなってきている」といわれるものの正体です。

ましてや、

僕たちが目の当たりにしている「チャレンジ」=「受験」は、

たしかに人生を大きく変える可能性のあるビッグチャレンジではありますが、

人生を賭して、莫大な借金まで負って実業を起こしてきた数々の先人に比べれば、

まだまだリスクも小さいし、先も見えやすいし、努力も報われやすいです。

いいかえると、「まずはやってみる」の障壁が低い。

そう考えると、多少なりとも励まされるものがあるのではないでしょうか。 

旨み② 想像力は「仮説・計画」の現実性もまた、高める

ここまで、

「まずはやってみる」の主たる目的として、

「恐怖感」を克服するための「想像力」を育む(=経験を積む)こと、

に焦点を当てて説明しました。

実はこの「想像力」

効用は上記以外にもあります。

それは、「想像力」が高まるにつれて、

「仮説・計画」の現実性が高まり、

そもそもの成功(受験であれば合格)確率が高まる

ということです。

いいかえると、試行回数(=試行錯誤)が少なくすむ、ということです。

僕は

  • 綿密に「仮説」を立てることと
    (=問題提起・課題設定。ディスカッションとシミュレーションが大切)
  • 仮説がある程度煮詰まったら「まずはやってみる」
    (=課題解決。行動して(好悪問わず)結果を出すことが大切)

のバランスが大切だと思っています。

受験において、「仮説」とは「勉強計画」に他なりませんが、

その勉強計画の成功確率を高めるには、

  • 医学部編入学制度および志望大学の特性
  • 受験者であるあなた自身の特性

・・・の両方を、よく知っておくことが本当に重要です。

「まずはやってみる」「実践の鬼」レベルの人は、

短期間のうちに、上記2つの知見を圧倒的速さで習得します。

だから、成功確率(=合格可能性)が高まるのです。

外からそのような人を見ると、効率よく短期間で成功したように見えますが、

実際のところは、大量の「まずはやってみる」を実践し、そこから「小さな失敗」を蓄積し、

この「小さな失敗」蓄積こそが「自他の特性理解」そのものであるから、

大きな試練(=試験本番)という一台局面において、成功(=合格)を勝ち取るのです。

医学部編入学試験に合格する人が、

総じて本番に強く、

また概ね1回ないし2回の受験で合格して、

受験戦線から離脱していることの カラクリはここです。

「自分でやり方を考えること」に時間を浪費するのではなく、

他者の(建設的な)アドバイスに素直に耳を傾け、

足さず引かず実行する人が 成功しています。

「まずは(素直に)やってみる」裏付けられた大量行動を行うことで、

結果的に「試行錯誤の回数」は減り、

議論と思索を重ねた人よりも早く成功するというのは、

非常に興味深いことです。

旨み③ これから訪れる【不確実性】の世の中において、「まずはやってみる」を身に着けることは明らかなアドバンテージ。

そして、もうひとつ、

僕が「まずはやってみる」ことが大事だと思う理由があります。

この理由があることにより、

これからの世の中は、

ますます「まずはやってみる」の重要性が高くなるからです。

むしろ、

この理由を知るか知らないかが、

今後の僕たちが結果を出せる人間か、そうでないかを決める。

・・とすら、僕は思っています。

その理由とは・・・

これからの世の中、

不確実性の世界が到来する、

ということです。

(>>第4回に続きます)

まとめ

この記事では、

あなたの受験成功に直結する【青写真】を描くうえで障害となる【恐怖】は、

「まずはやってみる」ことによって解消するし、これによる付随的な効果(旨み)が沢山ある。

「まずはやってみる」を極めた先にあるのは、「自信」である。

・・・ことをお伝えしてきました。

記事のストーリーの流れは、以下のとおりです:

  • 青写真を描きたいと思えなかったり、描こうと思ってもその方法がわからないときは、あなた自身の「恐怖の感情に向き合ってみよう
  • 「恐怖を克服」するための方策として、社会をどう捉えるとよいか知ることと、自身を深く掘り下げることの、二つがある。
  • 【大人の受験】Web版では、最初に「社会をどう捉えるとよいか知ること」にフォーカスし、知識的準備ができたところで自身を深く掘り下げるという順番をとる。
  • まずは、「『挑戦』とは本質的に『どうなるかわからない』」ものであることを受け入れる
  • そのうえで、以下のような思考様式および行動様式を日常的に発揮することが、あなたを目標達成(合格)に導くことを知る。
  1. 最初からうまくいくものがわからないからこそ、
  2. 大量に仮説・検証(=小さな失敗をしまくり、
  3. うまくいなかったものをすぐ止めて、
  4. うまくいったものを続けている。
  • このサイクルにうまく入るために、「まずはやってみる」。その3つの旨みは以下のとおり:
  1. 「想像力」が育まれ、恐怖に打ち勝てる
  2.   この「想像力」は、仮説・計画の成功可能性(=仮説検証の精度)もまた、引き上げる
  3. 「まずはやってみる」姿勢は、【不確実性】の世の中における標準的生き方となる

旨み3.については、

>>第4回で、詳しくお伝えしていきます。


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