こんにちは!
ぶっでぃです^^
しばらく更新に間隔がありました。よろしくないです^^;
いやあ、昨日(2018.6.18)はびっくりしました。
朝大学に行こうと思ったら突然大きな地震がおきて・・
僕の住んでいるところは大阪府茨木市。
なんと震源地ど真ん中でした。
(興味ある方はリンク先の「3 観測:面的推定震度分布(J-RISQ)」をご覧いただくと、震度分布がわかります)
7年前の東日本大震災でも、当時大学院生だった僕は仙台に住んでおり、直撃。
どうやら地震に好かれる生き物みたいですね、僕は・・・^^; (全然うれしくない)
なお、阪大は昨日今日と全学休講になっています。
建物の無事が確認され次第、講義再開の予定とのことです。
もっとも、東日本大震災の時と異なり、大学の機能はほとんど失われていないので、
数日中に大学の全機能は完全に復旧するものと思われます。
ちなみに僕は地震後、研究室の様子を見に大学に来たのですが、
大学病院の様子も少しだけ見ました。
地震発生後、速やかに災害対策本部がリハビリテーションセンターに設置され被害状況を統合していたとともに、
病院機能のすべてが1時間以内に復旧していました
(「放射線部よりCTの受付を開始しました」、などの院内放送が多く流れる状況)。
こういう、いざという時に対する対応が速やかに取れるというのは本当に心強いですね。
阪大は23年前の阪神淡路大震災を経験していますし、
また日本における救命救急医療のメッカということもあり、流石だなと感じました。
さて、過去に書いたこちらの記事では、
受験(=入学のしやすさ)の観点から一般入試と編入学との比較を行いました。
今回は編入学生が入学後に享受できるメリットという観点から、
一般入試(再受験含む)で入学してきた学生と編入学生との比較を行っていきます。
時間的・経済的メリット
まず、多くの方がイメージされるメリットはこちらではないかと思います。
千葉大学、名古屋大学、島根大学などは3年次編入、
その他の大学はほとんどが2年次編入なので、
一般入試で入学した人(=再受験)よりも1~2年は節約できることになります。
学費面でのインパクト
まず学費面でのインパクトを計算してみましょう。
大胆な仮定として、学生時代は無収入、かつ国立大学の授業料が年間535,800円であり、
またその他生活費に月当たり10万円かかっているとします。
※これには地域差・個人差がありますので、あくまで目安です
これらをもとに、年間あたりで発生する費用を計算すると、
535,800円 + 100,000円/月 x 12月/年 = 1,735,800円/年
ということになります。
まあまあ無視できないくらい大きいですね!
わずか1~2年の違いしかないように見えても、
再受験ではなく編入学を選択するメリットは大きそうです!
千葉大学、名古屋大学、島根大学などは3年次編入ですから、
経済的恩恵のインパクトはその2倍。
うわあ、確かに、これを見たら3年次編入の大学の人気が高いことも頷けます。
とはいえ、お金の節約だけで大学を選んでも本末転倒ではあります。
本当の意味での、医学部受験する大学を選ぶ基準はもっと違うところにあります。
現役期間に及ぼすインパクト
現役期間という意味だと、高校を卒業したての子たちには長さでかなわないので、
それ以外の能力で「存在意義」を大学側に常に(受験時~在学中~卒業後)アピールし続けなければなりません。
そうなると、そもそもなぜ編入学させるのか?という話になってくるので、
ここでは現役の子たちと編入生を比べたりはしません。
むしろ年を重ねているぶん、
「医学部に入学する前の経験・知識・技能を医学や医療に生かす」という、
似た立ち位置になりやすい編入学生と再受験生との比較をして、
両者の現役時間の違いを計算してみましょう。
医師は理論上、生涯現役で働ける職種ではありますが、
国立・県立などの病院や、公営の医療団体などで公務員として勤務している医師は、65歳が定年と決まっており、
民間病院もこれに準じる場合も多いです。
また、65歳前後で行う医業の種類が異なってきたりもします。
そのため、ここでは65歳を定年とします。
そして、30歳で医学部に編・再入学するとします。
そうすると、現役年数は、
編入学 : 65 – (30 + 5) = 30年
再受験 : 65 – (30 + 6) = 29年
つまり編・再入学生の現役年齢は約30年間。
その差異は1年間ですから、編入学と再受験では、現役期間に3.3%程度の違いがあるということです。
この3.3%を大きいと考えるか小さいと考えるかは人によりますが、
僕個人の主観としては、単純に活動時間が3.3%減じられるのは相当大きいですね。
しかも、その3.3%は、自分がかつて一度は行ったことのある一般教養科目の消化に使われます。
これに関しては次の項目をご覧ください。
一般教養科目を履修しなくてよい
これは大きいです。
このメリットは2つの観点から言うことができます。
1つ目は強制的な非生産的活動に従事させられるリスクがないことです。
前の項で書いたように、
再受験では、編入学と比較して現役時間が3.3%削られるうえ、
それを一度行ったこと(=一般教養)に強制的に転換させられる、
という非常に非効率的・非生産的な事態が起こります。
(その1年間を別の生産的活動に使うことは確かにできますから、まあ人それぞれではあります)
編入学を選べば、このような事態は避けられます。
2つ目は、意味のない障壁を課されることがない、という点です。
一般教養科目って、意味もなく単位認定が厳しい真面目にやらないと点・単位が取れないことが多いです。
専門科目の方が緩いということも、大学によってはしばしば発生します。
確かに、マジメにやらないと単位はもらえない、というのは
大学教育のあり方という意味では正しいのですが、
それによって留年してしまっては元も子もありません。
一方、1年延長による経済的損失は、前述の通り170万円強であることは注目すべき事実です。
この記事を読む方には、常に忘れないでほしいと思います。
一般教養科目の履修は、かつて自分が通ったことのある道だということを。
それに労力と時間を、改めてかける意味、ありますか?
いまいちど、よく考える必要があると思います。
医学を多様な角度から理解できること
これは実際に授業を受けてみて実感することです。
僕の場合をお話しさせてもらうと、
授業中に周りを見渡してみると、授業中に先生の講義に対して質問をし続けているのは、
ほとんどが編入学生です。
先生のお話を聞いて、
「●●という視点でお話しされたけれど、別の▲▲という視点ではどうですか?」とか、
「物理学的な常識から考えて(または類似した~~という系とのアナロジーから考えて)、先生の〇〇というお話は一見矛盾して聞こえますが、その点はどのように考えたらよいですか?」
などの質問が、編入学生の方が出てきやすいのです。
これは、たんに医学を学ぶことに対するモチベーションが高いからという理由のほかに、
かつて他の学問を修めたことがあるからこそ浮かんでくる疑問・視点があるからだと思います。
また、素晴らしいことに、そういった質問に対して、教授クラスの方は誠実に答えてくださります。
※准教授・講師・助教クラスだと、レベルは人による。というか講義に教授が出てこないというは正直職務怠慢じゃないかと思う
こういった一連の視点・受け答えが教室中でシェアされるということは、
質問をする側にとっても、それをシェアされる側にとっても、
「学ぶ」という意味で非常に大きな刺激と利益になると思います。
自分の未来を早期に見定め、邁進しやすいこと
さらに、編入学生は(少なくとも僕が知っている限りの人に関しては)
各自の目的意識を持って学んでいる人が多いので、
その中で得られる講義知識を取り掛かりとして、
比較的早期に自分の進む道を固めることができる人が多いように思います。
僕の身の回りの編入生同期も、半数以上が自分で研究室の門をたたき、
自発的に研究活動もしくは診療活動に何らかの形でかかわっている人が多いです。
その点、再受験組の人は、学内でのスタート地点が一般生と同じであり、
「学んだこと・これまで学んできたこと」をすぐさま形にしようという意識は編入学生よりは希薄な気がします。
編入生は受験の時点で、すでに志望動機や道筋をある程度固める必要がありますし、
さらに編入学生に対するカリキュラムやオリエンテーションでは、
我々に対する期待像が明確に語られることも多いですので、
自分が飛び込んだ環境(=医学部)において、自分をどのように生かせばよいかイメージをつかみやすいです。
入学後に実のある学びをしやすい環境にあるという点で、
医学部編入生は実に恵まれていると僕は思います。
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