※具体的な計画法はコチラの記事をご参照ください
こんにちは!
ぶっでぃです^^
先日、Twitterでこのようなツイートをしました。
2番目「やり方を知る」のも対象研究だ。既に医学部編入のみならず受験成功者を洗いざらい研究して主要成功要素を見出す。そこから「やり方」の仮説を見つける。あとは検証で、結果は正しかった。受験開始段階で精緻な仮説を組むことが大事で、自身で実証できたからこそ自信を持って発信してます。
— ぶっでぃ (@buddhi_buddhi) 2018年7月11日
そうしたところ、次のようなご質問を早速いただきました。
ぶっでぃさんは、受験勉強の開始前にもかかわらず、
どうしてそんなに詳細で具体的な勉強方法を思いつく事が出来たのでしょうか?
このご質問をいただいた背景には、
質問者様にとって次のような気持ちがあったからではないかと思います。
勉強方法や勉強計画について、正しい設計方法を知っていれば、
受験勉強を確信もって進めていけるのにな。
そうですね。この気持ち、よくわかります。
実際のところ、僕も、最初から確信をもって勉強方法や勉強計画を立てたわけではありません。
「本当にこの方法で合格するのか?」とか、「これから自分がやる事が正しいのか?」など、
様々な不安がありました。
やっぱり実際に試してみない事には結果は分からないですからね。
とはいえ、ある程度は確信をもって進めることができたのも事実です。
それは、次のようなステップを踏んだからです。
- (特に阪大受験の科目別に)構成要素に分解した
- 科目別に見出した、各々の要素を満たすために、どのような教材を選定したらよいか考えた
- 予備校の模試、および阪大以外の試験を受験した手応えから、2.および目標を微修正した
上記のステップからも分かるように、確信をもって勉強計画を立てるには、
「科目別に見出した、各ステップを満たす要素(=教材・行動)」とは何か?
という視点が必要になります。
実際、この視点を獲得すると、驚くほどシンプルに教材を選定できるようになります。
そして、受験勉強を計画するにあたり、最も大切なもの
・・・「効率」=「必要十分な教材選び」が可能となります。
逆に、この視点を獲得せずに教材を選定すると、
教材選定は「必要十分ではない」=「重複やヌケが生じる」=「非効率」
という事になってしまいます。
この記事では、合格に必要十分な勉強タスクと教材を見出すための視点を提供していこうと思います。
科目共通の、勉強のステージ
かつて、>>こちらの記事で、学力選考を通過するためには
学力を下記のステップに沿って上げていく必要がある、と述べました。
- 情報収集が万全で、傾向分析と戦略が整理できている
- 合格に必要な学習事項の整理ができている・具体的勉強計画を立てている
- 知識・解法のインプットができている
- 答案記述のアウトプットができる
- 本番形式の準備(時間配分・解答ペース)ができている
この記事全体で目指す目標は、
適切に2.(学習項目整理+勉強計画)を行うために、
上記ステップ3.(インプット)および4.(アウトプット)の中身を予め知っておく、
ということになります。
そこで、この項目では、上記ステップ3.および4.について、具体的にブレイクダウンしていきます。
結論から言いますと、科目に関わらず、
全ての勉強は、進捗に応じて次の4ステージに分けられます。
- 用語 : その科目に出てくる用語の意味を知る
- 理解 : その科目の各事象を理解する
- 定着 : 用語および理解した項目を自分の脳に定着させる
- 記述 : 定着した知識と思考を、実際の試験問題の題意に応じて、適切に記述できる
冒頭ステップ3.(インプット)は、上記ステージI, II, IIIにブレイクダウンされ、
冒頭ステップ4.(アウトプット)は、上記ステージIVに言い換えられます。
I~IVのステージは、順に着実にこなしていくが大切になってきます。
順番を逆にしても、絶対にうまくいきません。
(唯一の例外が有機化学です。これについては後述します)
この項で列挙した4つのステージは、実は科目によって共通です。
しかしながら、各ステージで行うべきことや、どのステージが一番時間がかかるか(成長曲線)については、
当然ながら科目によって異なってきます。
そこで、以下の項目で、各ステージを科目ごとに適用するとどうなるか、
という各論を説明していきたいと思います。
科目別、勉強のステージ
生命科学
-
I.用語
生命科学において、「用語を知る」とは、
- リボソームとは何か?
- mRNAとは何か?
- 右心房とは何か?
- プロテアソームとは何か?
など、専門用語の定義を覚えることです。
生命科学は、まずはここからがスタート地点です。
というのも、生命科学では、「生命科学という文脈でしか使われない独特のワード」がオンパレードで並ぶ文章を理解し、またそのように解答することが求められるからです。
生命科学における専門用語とは、「生体内における機能作用単位」と捉えると分かりやすいかもしれません。
つまりある機能をもった作用単位同士の相互作用によって、
生体内全体におけるよりマクロな機能が発現しているのです。
アクションとしては、このサイトでは
①プログレッシブ生命科学のような教科書を通読し(※)、
②KALSの生命科学テストバンクのうち、「練習テスト」全問(1100題以上)こなす
・・・ということを奨励しています。
シンプルですし、この2つをこなすだけで、「ステージ1.用語」に必要な知識を得ることが可能だからです。
※もしあなたがKALS受講生の場合、プログレッシブ生命科学を読む代わりに、KALS要項集を読むこともオススメです。非常に濃厚な情報が、上手くまとまっている良書です。(なお受講生でなくても、ヤフオクやメルカリで転売されていますので、買う価値はあると思います。ただ一般の教科書と比べたら数万円程度とお高い価格設定です。また「塾外秘」と印刷されているのでちょっぴりグレーですが・・)
※ただし、あなたが阪大の受験を視野に入れている場合、学習計画のどこかで、阪大教授陣によって執筆されたプログレッシブ生命科学の通読はスケジュールに入れてください。
※もしあなたが高校で生物を履修していない場合、
いきなり「プログレッシブ」をはじめると敷居が高い可能性があるので、
まずは以下の「どちらか」を、1ヶ月集中してこなすのが有効でしょう:
①’-1 高校生物・生物基礎のYoutube講義 – Try it 【講義映像】
①’-2 はじめの一歩の生化学・分子生物学 【教科書】
あなたが、
【講義映像】のほうが理解しやすいか、【教科書を読む】ほうが理解しやすいかによりますが、
個人的には断然①’-1のYoutube講義をオススメします。
(どうでもよいですが講師の先生が最高にイケてます)
ただし、実際のところは、
①教科書通読(プログレッシブand/or要項集)および②テストバンクは、両者並行で行うべきでしょう。
つまり、①で一部終わったなら、すぐさま②の該当箇所の「練習テスト」を始める、という具合に行うわけです。
また、このステージは、実質的に次ステージ「2.理解」と同時に進行します。
具体的アクションとしては、教科書通読やテストバンクをこなすうちに「2.理解」が進み、
わからない単語があれば適宜調べていく、というのが、「1.用語」になるでしょう。
このステップで大切なのは、言葉の定義を正しく知ることです。
たしかに、プログレッシブ生命科学のような教科書を読んでいたり、
KALSの生命科学テストバンクをこなしているだけでも、用語の「だいたいの意味」はわかります。
しかしながら、言葉の意味を正しく知ることが、
これ以降の学習ステップでも正しく理解・定着・記述できることに繋がります。
ですので、可能な限り信頼性の高い文献を参照できる環境を作っておきたいものです。
その際にお勧めなのは、副読書として、東京化学同人から出ている生化学辞典(第4版)を手元に置くことです。
以前は文字通り生化学がメインでしたが、第4版は分子生物学、発生学、細胞生物学、生理学を網羅しています。
医学部編入の生命科学の勉強に必要な「知識」はほぼ全てこの本に集約されていると考えても過言ではないと思います。
-
II.理解
生命科学で言う「理解」とは、
- シグナル伝達、内分泌機構、疾病などの機序(=機能単位ユニット同士の相互作用と、その順序)を知ること
- 生体内の構造を立体・図として理解し、各パーツや箇所の名前を知ること
に相当します。
ただし、「1.用語」で述べたように、アクションとしては、1.用語とほぼ同時進行です。
①プログレッシブ生命科学(and/or KALS要項集)のような教科書を読み(※)、
②KALSの生命科学テストバンク「練習テスト」を全問(1100題以上)こなす
・・・ということに相当します。
※もしあなたが高校で生物を履修していない場合、
いきなり「プログレッシブ」をはじめると敷居が高い可能性があるので、
まずは以下の「どちらか」を、1ヶ月集中してこなすのが有効でしょう:
①’-1 高校生物・生物基礎のYoutube講義 – Try it 【講義映像】
①’-2 はじめの一歩の生化学・分子生物学 【教科書】
あなたが、
【講義映像】のほうが理解しやすいか、【教科書を読む】ほうが理解しやすいかによりますが、
個人的には断然①’-1のYoutube講義をオススメします。
(どうでもよいですが講師の先生が最高にイケてます)
ここで大切なのは、初めて触れる事項については、
分からないところがあっても飛ばすことはなく、理解できるまで熟読したり、他を調査したりすることです(インターネット上の情報でも構いません)。
(熟読する代わりに、「1.用語」「2.理解」に反復は不要です。反復は次の「3.定着」ステージで行います)
繰り返しますが、正しい知識と理解に立脚して、正しい解答を記述できるようになります。
なお、もし学習途中で、調べても理解できない用語・説明があったり、
一見矛盾した記述を見つけて解釈に悩んでいる場合、
メールフォームでの相談も受け付けていますので、
お気軽にご連絡くださいね^^
(僕も自分自身の勉強になりますので、むしろご連絡Welcomeです!)
-
III.定着
ここでは、「1.用語」「2.理解」で行ってきた行動を、
あなたの脳に定着させます。
ここで大切な行動を表すキーワードは反復です。
ちなみに、反復は生命科学に限らず重要な行動になってきます。
生命科学では、具体的な行動としては、
KALSの生命科学テストバンク「模擬テスト」(1100題以上から50題をランダムに選定したテスト)
を、満点かつほぼ連続で50回達成する、
・・・ということで達成できます。
このステージを完ぺきにこなすと、驚くほど実戦形式&KALS公開模試が解けるようになっています。
なお、阪大などのように、先進知識を積極的に試験問題に取り込んでくる大学への対策では、
KALSテストバンクの知識だけで対応できないことがあります。
その場合、知識を定着させればよいのでしょうか?
これに対する答えは、自分で1問1答形式の問題を作って、反復して解いてしまうことです。
これの有効なツールはいろいろとあるのですが、私が一番オススメしたいのは、
オンライン上でeLearningを作れてしまう、Quiz Generatorです。
個人で使用する分には、無料です。
問題形式も、択一問題、複数選択問題のほか、
記述型、複数記述型、〇×型などさまざまな問題に形式に対応しています。
問題数・容量も、医学部編入試験を個人で行う限りにおいては、問題なく使用できます。
-
IV.記述(考察力含む)
このステージでは、
- これまで理解してきたことを、記述訓練する
- 実戦形式の問題(問題集、模試、実際の受験問題[過去問&その年の本命以外])を解く
という2通りのアクションがあります。
前者は主に穴埋め・知識記述型問題、後者は実験考察型問題への対応になります。
実際の出題では、両者は混合されているので、
A, Bのアクションを、両方行う必要があります。
それぞれについて解説していきますね。
方法A.は、
- 穴埋め・知識記述型問題の解答力強化を行う、
- インプット知識を更に増強できる、
という効果があります。
特に知識記述型の出題を主に行う大学には、この訓練を重点的に行うことが有効になります。
具体的には、
- 過去問やプログレッシブ生命科学に記載されている重要そうなキーワード
- (要項集を持っている人は)章末の練習問題
・・・について、200字以内で論理的に説明できるようにします。記述方法としては、
- 文字数制限を守る
- 結論から先に述べ、その後理由を論述する
- そのワードを説明する上で最も本質的な内容から先に答える
Q.
真核細胞について説明せよ。
A.
核を有する細胞が真核細胞である。オルガネラの一部は、太古の昔に好気性細菌やシアノバクテリアが古細菌に進入したものに由来し、これらがミトコンドリアや葉緑体に進化したと考えられている。それ以外にも、核膜に連続して小胞体が発達しており、これに由来するリソソーム、ゴルジ体、小胞等、原核細胞にはない細胞内膜系が発達している。
この方法で、1点留意しなければいけないのは、
他人からのフィードバックを要するということです。
というのも、方法B.は模範解答があったり、他者からのフィードバックが必然的にあったりするのですが、
方法A.には必然的フィードバックありません。
そのため、自分の記述が正しいのか確信が持てない、という事態が発生してしまいます。
これまで、医学部編入試験に臨む受験者は、
勉強仲間をつくるか、その道に詳しい人を味方につけるか、予備校に行くか・・・しかありませんでした。
しかし、このサイトを見てくださっているあなたには、
僕があなたの味方をします。記述問題の解答例があれば、添削もします。
是非ご連絡ください。。
方法B.は、
- 所見ではなかなか解きにくい実験考察型の問題形式に「慣れる」(=時間をかけずに解答が想起できる)、
- 考察力を強化する、
- インプットした知識間の結びつきを再確認できる、
- 知識を実践で引き出す力を増強できる、
などの効果があります。
特に実験考察型の出題を主に行う大学には、この訓練を重点的に行うことが有効になります。
しかし、
「インプットした知識間の結びつきを再確認できる」
「知識を実践で引き出す力を増強できる」
という点で、知識記述型問題への対応力強化にもなります。
僕が冒頭で、「方法A.もB.も両方行うべき」と書いた理由は、ここにあります。
具体的には、
- 成書問題集を解く(※1) →多彩な問題に触れる、という側面
- KALSが実施する、校外模試や実力テストを受験する →自分の相対的立ち位置を知り、勉強計画を修正する、という側面
- 実際の受験問題 [過去問題・本命以外の受験] を解く(※2) →本番形式に慣れる、という側面
というアクションです。
順番は、上から順にこなしていくことが一般的でしょう。
ただし、若干前後してもよいとは思います。
※1:KALS受講生なら実戦コーステキスト、非受講生なら医学部編入のための生命科学演習があります。・・が、後者はかなり問題のレベルが高く、基礎的な問題をすっ飛ばしてしまっているので、肝心の解答力がつく前にドツボにはまる危険もあることを承知しておくべきでしょう。非受講生が取れる最も効果的なアクションとしては、ヤフオクやメルカリで出品されている、実戦コーステキストを要項集とともに購入することだと思います(「塾外秘」と印刷されているのでグレーですが・・とがめられるは購入側ではなく出品側になるので、かまわず買ってしまいましょう)
※2:ここで大切なのは、>>こちらの記事に書いたように、過去問を解くにあたっては、志望大学のうち最も高難度と思われる大学を1つだけに絞ることが大切です。また、本命大学以外の併願校受験も、解答力・考察力をつけるための訓練になりますから、ここに含めます。これはスポーツの練習試合を行うことに似ています。
-
重点的に繰り返し(反復)すべき項目について
このサイトでは、本番の解答力をつけるにあたり、
繰り返し(反復)が大切であることを強調しています。
というのも、反復し手についたものだけが、
実際に試験本番で解ける内容だからです。
しかし、反復は時間のかかる作業です。
反復すべき事項は、特定の箇所を集中しなければ、
学習のピントがずれてしまい、合否も思わぬ結果になってしまいかねません。
本当に反復すべき項目はシンプルです。
「ステージIII.定着」に書かれている部分を行えばよいのです。
生命科学は、「III.定着」された知識を組み合わせて解く科目です。
言い換えると「III.定着」させる知識は、自分の頭で考察したり記述したりするための素材です。
それ以外は、1通り行い、そういうものか、と納得することに重点を置くことが大切になってきます。
もし、「III.定着」が終了し、「IV.記述」で行うべき項目も1周終わってしまったなら、
その時初めて「IV.記述」をもう1周しましょう。
いちど実戦形式の問題を解いても、一部の問題に対する考え方をすっぽり忘れてしまっているというリスクはゼロではありません。
そして、これが原因で点数を落としてしまうことは、非常にもったいないことだと思います。
(なので、このサイトでは問題集を1周だけ行い、次の新しい問題集に移行することはあまり推奨していません)
III.定着を基盤として、IV.記述も反復できたなら、あなたの学力は他の追従を許さないレベルにまで上がっていることでしょう。
まとめると、生命科学における反復の優先順位(=時系列的に先の順)は、以下のとおりとなります
III.定着 > IV.記述 >> (I.用語 & II.理解)
何度も繰り返しますが、反復はIIIで行います。
だから、教科書通読(I, IIに相当)を何度も行うのは
非効率な勉強法だということに気づかなければなりません。
-
成長曲線との対応(イメージ)
以上の勉強ステージを成長曲線に対応させると以下のようになります。
物理学
-
I.用語 & II.理解
物理学においては、用語を知ることと、理解することは
ほぼ同じ意味として捉えてよいと思います。
といのも、少なくとも試験で点数を取るために行う物理学の勉強では、
「現象を数式で表現する方法を知る」
ということが理解に相当するからです。
言い換えると、物理学では何より理解が主眼であり、
用語の理解は数式で表現するにあたって
必要な前提知識を知ることに過ぎないからです。
このための具体的なアクションは、
- 教科書の通読を行うこと
- 例題と解説が充実した問題集を解くこと
です。
僕の場合、両方を行いました。
まず方法Aですが、
物理学の教科書選定は、元々かなり個人差が大きいものと考えられてきました。
というのも、受験者自信の理解度によって読むべき教科書が異なりますし、
そもそも「好み」というバイアスが少なからず入ります。
しかしながら、これは物理学を専攻する学生の話です。
こと医学部編入試験に関しては、求められる学力レベルは大学教養程度なのにで、
問題を解くのに必要な知識と理解さえ身につけばよいことになります。
そのため、
- 問題を解くための知識・理解があるかどうか? Y/N
- Yの人は、ステージI.とII.を省略可能
- Nの人は、初学者向けの教科書(解説が丁寧で式の導出を省略しないもの)を選定して、読む
というフローで教科書を決めるのがよいと思います。
僕の場合、明らかに初学者だったため、
このステージは省略できませんでした。
僕が「初学者向けの教科書」として選定したのは、以下の教科書でした。
最初の3つの著者は「いろもの物理学者」として有名な前野 昌弘氏です。
実は、物理学という学問は、たとえ物理学科の学生であっても、
大学に入学したての初学者はやはり躓きがちなのだそうです。
電磁気学や解析力学に至っては大学教員になっても理解があいまいな人もいるのだとか・・
アマゾンでは、「本書は初学者を拾い上げ、立派に理解できる領域まで引き上げてくれる良書」と誉高いです。
というのも、いずれの書も、定性的な解説、図的なイメージ解説、数式の導出、ウンチクが充実しており、
読んでいてイメージをつかみながら面白くも読める書に仕上がっているからであります。
この時点では、必ずしも手を動かして理解する必要はないと思いますが、
必要に応じて雑紙などに書きながら読み進めると、結果的に躓きが少なくなると思います。
上記4冊の読破にかける期間は、1冊あたり1週間もあればよいと思います。
次に、方法B.(例題が充実した演習書を解く)ですが、
これについては「III.定着」の項とアクションが同じですので、
そこで詳しく述べていきます。
-
III.定着
生命科学の時もそうでしたが、
物理学で反復して定着すべき項目は、解答の素材となる項目です。
素材ですから、あなたの脳や手先に染み渡るくらい定着している必要があります。
つまり、開き直って暗記する必要があるということです。
では、物理学における解答の素材とは何でしょうか?
これは、ずばり、各単元の例題です。
これを着実に定着すれば、ほかの問題が驚くほど解けます。
このステージにおける行動はいたってシンプルです。
例題が豊富で、数式導出・解説が充実している演習書を反復するだけです。
これも様々な選択肢がありますが、
医学部編入試験においては、難度・網羅性ともに
以下がベストチョイスだと思います。
分野 | 演習書 | 備考 |
---|---|---|
力学 | スバラシク実力がつくと評判の「演習」力学キャンパスゼミ | 大学理系教養の学生に大人気のキャンパスゼミシリーズ。その演習書バージョン。 |
電磁気学 | スバラシク実力がつくと評判の「演習」電磁気学キャンパスゼミ | 同上 |
熱力学 | スバラシク実力がつくと評判の「演習」熱力学キャンパスゼミ | 同上 |
量子力学 | 橋元淳一郎、単位が取れる量子力学ノート | 非常に平易に量子力学が記述されている。本文を読み、例題を解いていくだけで理解と数式表現力がつく良書。 |
これらをマスターすれば、試験問題に見たことがない出題があったとしても、
あなたに定着した問題解答能力どうしが補完しあい、
当日の試験で何とか食らいついて解答することができるでしょう。
上記は、各分野につき、演習書が1冊しかありません。
というより、むしろ1冊に絞り込むために、
難度・網羅性という観点から厳選したという方が正しいです。
なぜ1冊に絞り込んだかというと、その分反復によって定着させるためです。
マスターするまでの反復回数は、2~3回程度が目安です。
1周目は、1つ1つ解いていくことが必要になるので時間がかかります。
また、解こうと思って分からない問題があれば、すぐ解答・解説を参照してOKです。
(問題のすぐ後に解答・解説があることも、マセマを推薦した理由です)
2週目以降は一度解いた問題ですから、1周目よりもスピーディにこなせることでしょう。
ただし、2週目以降は解答を見ず、まずは自力で解いてみてください。
間違えた問題・解けなかった問題については、その時初めて解答・解説を見て解答方法を理解します。
そしてもう一度自力で解いてみるのです。
なお、上述の2周が終わった時点で、「IV.記述」記載の過去問を自力で解き、
時間的に余裕があれば、もう1周する、という方法が、
特に学習効果が高まり、お勧めです。
-
IV.記述
ここで行うことは、実戦形式の問題に慣れることです。
具体的なアクションとしては、過去問題を解くことに相当します。
過去5~10年分の過去問をそろえて、
一通り何も参照せずに解いてみます。
まずは制限時間内で。それでも解けなければ、継続して自分の頭で解いてみます。
そのうえで、間違えた問題・解けなかった問題については、解答・解説を見て解答方法を理解します。
「ステージIII.定着」まで進めたあなたなら、問題なく解答・解説を理解することができるでしょう。
そのうえで、さらに間違えた問題・解けなかった問題を、もう一度自分の力で解いてみます。
これを全問正解できるまで繰り返すのです。
ここまでくれば、物理学は学力が一通り完成したとみなしてよいと思います。
なお、>>こちらの記事に書いたように、
過去問を解くにあたっては、志望大学のうち最も高難度と思われる大学を1つだけ絞ることが大切です。
また、本命大学以外の併願校受験も、解答力・考察力をつけるための訓練になりますから、ここに含めます。
これはスポーツの練習試合を行うことに似ています。
-
成長曲線との対応(イメージ)
以上の勉強ステージを成長曲線に対応させると以下のようになります。
化学(無機分析化学・物理化学系)
化学は、大きく分けて無機分析化学・物理化学系と、有機化学系の分野に分かれます。
それぞれ、ステージごとに位置づけや実施すべきことが異なるため、
ここでは、無機・物理化学系、および有機化学系について、別個に解説していきます。
-
I.用語 & II.理解
実は、このステージの位置づけは物理学と全く同じとなります。
というのも、無機化学にせよ物理化学にせよ、現象を数式で記述する学問だからです。
医学部編入試験において、物理化学分野から出題されるのは、
ほぼ量子化学、化学熱力学、反応速度論です。
(物理化学には他に分光学、統計力学があるのですが、僕の知る限りこれらが出題された大学を見たことはありませんし聞いたこともありません)
また無機分析化学分野から出題されるのは、
結晶論(Braggの条件、格子定数)や溶液平衡論(CO2濃度、pH計算)です。
阪大をはじめ、各大学の過去問題を見る限り、
物理化学は大学教養レベル、無機分析化学は高校レベルから出題される傾向にある
と考えてよいでしょう。
そのため、以後は物理化学に関してお話を進めていきたいと思います。
(無機分析化学に関しては、高校時代の参考書等で勉強いただければよいかと思います。>>リンク先の記事にある「福間の無機化学」特に第2章を重点的に学習ください)
このための具体的なアクションは、やはり物理学と同じく
- 教科書の通読を行うこと
- 例題と解説が充実した問題集を解くこと
です。
ただし、物理学と決定的に違うのは、
- 反応速度論については、計算に使う数学が、物理学ほど難しいものではないこと
- 量子化学と化学熱力学に関しては、物理学の量子力学・熱力学の理解が終われば、あとはいきなり演習から手を付けても対応できること
です。
そのため、実質上は、方法A.をスキップして、
方法B.(例題が充実した演習書を解く)から始めてしまって大丈夫です。
ただし、物理学の量子力学・熱力学が終わってから手を付けた方が、その後の理解もスムーズです。
これについては「III.定着」の項とアクションが同じですので、
次の項で詳しく述べていきます。
-
III.定着
無機分析化学にせよ、物理化学にせよ、物理学と同じで、
解答の素材となるべき事項を「ほぼ暗記」と開き直って習得することが目標です。
やはり物理学と同じく、各単元の例題をこなせば問題ありません。
これを着実に定着すれば、ほかの問題が驚くほど解けます。
このステージにおける行動はいたってシンプルです。
例題が豊富で、数式導出・解説が充実している演習書・教科書を反復するだけです。
僕が思うに、以下の演習書・教科書が、
医学部編入試験において、難度・網羅性ともにベストチョイスだと思います。
分野 | 演習書 | 備考 |
---|---|---|
化学熱力学 | 中田宗隆、演習で学ぶ化学熱力学 | 物理化学がご専門の、中田先生による著(他にもいろいろと出版されています)。編入界隈ではあまり大きくは紹介されていないが、難度、網羅性、解説ともに秀逸。 |
量子化学 | 福間智人、単位が取れる量子化学ノート | 量子化学の理論的枠組みが理解できるというより、解法に特化した記載。受験に特化するならこれが最適解。※理論体系じたいが複雑なので導出まで納得しようとするとドツボにはまる。 |
反応速度論 | ①渡辺啓、演習物理化学の、「8 化学反応速度」だけ。
②Wikipedia(ミカエリスメンテン式) |
①はAmazonでは異常に低評価だが、化学反応速度に関しては医学部編入試験の範囲・難度ともにちょうど良く網羅している「良書」。
②はWikipediaと思えない充実っぷり。定常状態近似での導出法と、各種阻害方式についてマスターしておく。 |
なお、反応速度論は奥の深い学問なので、具体的な到達点を示しておきます。
※すべて上述の教材で到達可能です。
- A→C, A+B→C, A^2→Cという3つの反応形式で、反応速度の経時変化式を導出
- 反応次数の決定方法(孤立化法・初期速度法)および速度定数の決定法(緩和法)
- 反応定数の温度依存性(アレニウス式、活性化エネルギー、遷移状態理論[アイリングの式、活性化ギブスエネルギー、活性化エントロピー])
やはり、物理学と同様、手を動かして定着させます。
マスターするまでの反復回数は、全部で2~3回程度が目安です。
1ないし2周した時点で、「IV.記述」記載の過去問を自力で解き、
もう一度演習書に戻ってもう1周解くやり方が、特に学習効果が高まり、お勧めです。
意義や詳しい方法は、物理学の「III.定着」をご参考ください。
-
IV.記述
ここでも、物理学と同じく、
行うことは、実戦形式の問題に慣れることです。
やるべきことは物理学と全く同じですので、
物理学の「IV.記述」の項を参考にしてください。
-
成長曲線との対応(イメージ)
以上の勉強ステージを成長曲線に対応させると以下のようになります。
化学(有機化学系)
有機化学は、実に深淵なる学問です。
反応が多岐にわたり、そして反応の数だけ理論があります。
そのため、有機化学の教科書は、
「文字小さくされた厚さ4センチほどの本が合計三冊」
などという事態になるのです。
(ちなみに、生理学の名著として名高いガイトン生理学よりも文字数・ページ数で上回っています)。
ですので、有機化学を教科書ベースから始めようとすると、
途端にドツボにはまります(この辺は生命科学と似通った部分があるかもしれません)。
それでは、どうすればよいか?
以下で解説していきます。
-
I.用語 & II.理解
では、有機化学を学ぶのに具体的にどうすればよいかというと、
- 有機化学の演習書を使って手を動かしながら理解する
- 演習書はレベル別に2段階に分ける
- その過程で、官能基や反応名などの名前も覚えていく
という方式をとるとよいと思います。
なぜ演習書を主とした勉強法をお勧めするかというと、理由は2つあります。
1つ目は、
「有機化学は丸暗記では解けない科目だから」です。
※じっさい、身の回りの体験談をお聞きしていると、反応の丸暗記だけで臨んだが有機化学は全滅だったという話をよくよく耳にします。
得た知識を用いて、化学構造や電子移動の矢印を書いてみて、
感覚的に解けるようになるという、実にややこしい学問です。
そして、頭でも感覚でも理解できて、初めてあらゆる問題に対応できるようになります。
これは、ひたすら演習を解かなければ身につきません。
そして2つ目は、
「なぜか市販の演習書に掲載されている問題から、ほぼそのまま出題されるから」です。
以上2つが市販の演習書に詰まっているのであれば、
もはや教科書などより市販の演習書で手を動かしながら学習した方が効果的なのは、もはや自明でしょう。
(実際、僕は高専時代にそのような学習方法を採ることで、有機化学を得意科目としてきました。
ここで演習書・問題を基軸にした学習をお勧めするのは、そのような経緯があるからです)
有機化学は、もしかしたら物理学以上に「慣れ」が必要な学問かもしれません。
習得もなかなか大変だという話もよく耳にします。
しかし、裏を返せば、
- 「反応機構を説明せよ」という問題で適切に説明できた
- 「反応穴埋め問題」を見たときに、まるでお絵かきをするかのように解けるようになった
という状態まで持っていければ、安定した得点源になります。
そのためには、教科書を読んで理解するよりも、
手を動かしながら、最初から問題オリエンテッドで学習した方が時短になります
では、どのような演習書を用いればよいのでしょうか。
分野 | 演習書 | 備考 |
---|---|---|
有機化学(基礎) | 大須賀ら、基礎有機化学演習 | 有機化学の問題を解く、腕慣らしという意味では好適。大学工学部への編入学を希望する高専生(化学系以外)のために書かれた本なので、化学が苦手な人向けの記述。 |
有機化学(実戦) | 杉森彰、演習有機化学[新訂版] | 構造論・反応ともに阪大有機にも必要十分な網羅性をもっています。1冊目と重複する問題は飛ばして大丈夫です。 |
難度別に、2冊の演習問題をこなしていきましょう。
使い方は、最初に解説文があるので熟読し、その後例題と演習問題を解くことです。
※物理と異なり、例題レベルだけではなく、類似の演習問題も全て解いてください
何度も繰り返し述べますが、大事なのは手を動かすことです。
そうすれば、
有機化学に慣れる
↓
有機化学の世界がわかる
↓
問題で聞かれたことがわかる
↓
解ける
というステップアップができるようになります。
なお、ここでは演習書をこなす方法をお伝えしてはいますが、
このステージではあくまで「II.理解」までを目的にしていますので、
演習書の反復は不要です。
-
III.定着 & IV.記述
では、定着はどのように行うべきでしょうか?
それは、まず過去問から解くことです。
有機化学で最も難しい問題を出題するのは阪大ですが、
阪大過去10年分の有機化学(化学のうち大問III, IV)だけをチョイスし、
まずは自分だけの力で解いてみます。
そこで解けなかった反応(&機構)、間違えた反応(&機構)、忘れてしまった反応(&機構)を
片っ端から暗記していくのです。
ステージI, IIまでで、自分の手を動かして理論面での理解が済んでいてこそ、
はじめて「反応丸暗記」の効果が生まれます。
過去問ベースで覚えていない&忘れてしまっていた反応を抽出し、
本番までひたすら覚えまくってください。
(念のためですが、覚えている反応は、無視してしまって構いません。)
-
成長曲線との対応(イメージ)
以上の勉強ステージを成長曲線に対応させると以下のようになります。
英語
-
I.用語(+III. 定着)
英語において、ステージ「I.用語」では語彙力をつけることが目的です。
医学部編入の英語試験で求められる語彙力には2種類あり、
1つは一般語彙、もう1つは医学語彙が挙げられます。
不思議なことに、
ほかの科目で覚えた用語は頭から離れることはほとんどないのですが(少なくとも医学部編入試験の勉強期間中は)、
英単語、語彙力はどんどん抜けていきます。
そこで、語彙力の強化は、言葉をいったん覚えるだけでなく、
反復(=定着)というステージも含みます。
以下に、医学部編入における英語試験で求められる語彙を網羅している教材を示します。
要素 | 教材 | 備考 |
---|---|---|
一般語彙 | ボキャビルダー
(※初月無料&気に入らなければ1ヶ月以内解約で課金なし) |
web上の語彙力強化プログラム。製作者は7ヶ月で語彙1万2千。私も半年で語彙1万。月額5000円です。 |
医学語彙 | 医学部編入のための英語演習 巻末英単語集。 | このために1冊買ってよいと思うほど、秀逸な英単語集。なお、「I.用語」の段階では演習せず、演習はしなくてよい(模試で英語を定期的に解いているだけで十分) |
一般語彙のボキャビルダーについては、優秀な反復システムがすでに備わっています。
忘却曲線に従って、最も効果的に英単語を覚えられるようにできています。
私は6か月間で語彙力10000に到達しました。
さすがにこの語彙力で読めない英文というのはほとんどないので、
ここまで到達したら、それなりに語彙力に自信をもって良いと思います。
また、医学語彙については、
医学部編入のための英語演習の巻末英単語集が秀逸です。
しかし、当然のことながら、ボキャビルダーのような反復定着システムは備わっていません。
そこでオススメなのが、Quiz Generatorというシステムを用いて自分で問題作成し、
自分で解けるようなシステムを構築することです。
これにより、ボキャビルダー程とまではいわなくとも、
かなりの精度で医学語彙力を身に着けることができます。
-
II.理解 & III.定着(訓練)
英語において、「理解」とは文法構造を知り、そこから英文を読み解く(=和訳できる)ことです。
すなわち、文法の勉強を行い、あらゆる英文の読解をひたすら行うことで、道が開けてきます。
文法の理解は比較的単純なのですが、
そこからスピーディに正確に読み解けるようになるまでには時間がかかります。
これには、日常からの地道な訓練が必要となります。
訓練により、徐々に英文を読み解くことができるようになってくる(=定着)のが
英語という科目です。
-
IV.記述
文法力、和訳力、読解力の訓練・定着を行ったあとは、
本番形式の出題に慣れること、記述力を高めること、(+英作文が出題される大学では英作文力の向上)を目的として、
編入英語問題を使った演習も必要になります。
たとえば、KALSが行っている校外模試を全て受験することはとても有効です。
また、過去問や成書での演習を行うことで、さらに補強することもできるでしょう。
ただし、あまりこれにのめりこみ過ぎても、合格への実力がつくペースが高まるわけではありません。
あくまで、「慣れ」るためですので、毎日大問1題程度のペースが適切だと思います。
上記、「II.理解」「III.定着(訓練)」「IV.記述」の各ステージに関しては
>>こちらの記事の方が網羅的&詳しく書かれていますので、よろしければご覧ください。
※※ あわせて読みたい ※※
英作文対策(外部サイト)
※TOEFL iBTの勉強法サイトですが、試験における採点基準(着眼点)やWriting力向上の方法論などは、医学部編入学試験とかなり通じるものがあります。
-
成長曲線との対応(イメージ)
以上の勉強ステージを成長曲線に対応させると以下のようになります。
教材選定・勉強計画に有用な、勉強の4ステージ分類 まとめ
この記事では、全ての勉強に共通な勉強4ステージ
- 用語 : その科目に出てくる用語の意味を知る
- 理解 : その科目の各事象を理解する
- 定着 : 用語および理解した項目を自分の脳に定着させる
- 記述 : 定着した知識と思考を、実際の試験問題の題意に応じて、適切に記述できる
・・があることを示し、それを各科目に適用することで、
教材選定・勉強計画をスムーズに進められることを具体的に示してきました。
ぶっでぃが考える、勉強ステージに叶った教材は、以下の表に示した通りです:
分野 | I.用語(※) | II.理解 | III.定着 | IV.記述 |
---|---|---|---|---|
生命科学 | 教科書通読(プログレッシブ生命科学 and/or KALS要項集)※章末の練習問題は行わない
生命科学テストバンク(練習テストをすべて網羅) |
同左(同時進行) | 生命科学テストバンク(模擬テスト)
※満点を50回連続で取得する |
|
物理学 | 教科書通読 | 同左(同時進行) | マセマ演習書力学、電磁気学、熱力学、単位が取れる量子力学ノート
×2回 |
実際の受験問題(過去問等)を解き、解けなかった問題をもう一度解く。(+余裕あればさらにIII.定着をもう1周) |
無機分析化学・物理化学 | 無機分析は、高校範囲 >>福間の無機化学物理化学は、演習書(1回目)※量子化学・化学熱力学・反応速度論(演習書&Wikipedia) |
同左(同時進行) | 同左(同時進行) | 実際の受験問題(過去問等)を解き、解けなかった問題をもう一度解く。(+余裕あればさらにIII.定着をもう1周) |
有機化学 | 演習書基礎 | 同左(同時進行) | IV.記述(過去問)を解き、解けなかった問題について、反応(&機構)をひたすら覚える。 | ※III.定着に先んじて行う(唯一の例外) |
英語 | 一般語彙
※III.反復的な要素あり |
文法、読解、和訳力の向上(TOEIC対策なども1つの方法としておすすめ) | 同左(日常的に英語に触れつつ訓練) | 医学部編入の英語試験(KALS模試、過去問、成書)を、毎日大問1題のペースで解く |
※もしあなたが高校で生物を履修していない場合、
いきなり「プログレッシブ」をはじめると敷居が高い可能性があるので、
まずは以下の「どちらか」を、1ヶ月集中してこなすのが有効でしょう:
①’-1 高校生物・生物基礎のYoutube講義 – Try it 【講義映像】
①’-2 はじめの一歩の生化学・分子生物学 【教科書】
あなたが、
【講義映像】のほうが理解しやすいか、【教科書を読む】ほうが理解しやすいかによりますが、
個人的には断然①’-1のYoutube講義をオススメします。
(どうでもよいですが講師の先生が最高にイケてます)
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コメント
コメント一覧 (16件)
[…] (※これは、すでに>>コチラの記事で述べた勉強の4ステージのうち、III.定着およびIV.記述に相当します。) […]
[…] ・勉強すべき範囲を見定める ・学習要素に分解する(例:単語、演習書、生命科学知識etc.) […]
[…] 「志望大学合格という目的に向けて、科目や大学の特性を知り、緻密に行動と結果の関係性を予測し、時系列で行動体系を組上げる」 […]
[…] 1つ目は、上記4つの勉強ステージを順にこなしていくことが、戦略的に効果的・効率的であること、 […]
[…] 【関連3】科目別に必要なタスクを、要素分解によって明らかにする […]
[…] 【関連】勉強進捗を4段階に分類し、各段階に必要なタスクを見出す […]
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[…] ・勉強すべき範囲を見定める ・学習要素に分解する(例:単語、演習書、生命科学知識etc.) […]
[…] 英語 […]
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[…] 英語 […]
[…] 英語 […]
[…] この疑問に対しては、>>コチラの記事に解説しているので、 […]
[…] (※これは、すでに>>コチラの記事で述べた勉強の4ステージのうち、III.定着およびIV.記述に相当します。) […]