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【医学部編入】有機化学講義020「アルケンその1 求電子付加反応の総論と一覧」
この記事の要点 アルケンの主要な反応である「求電子付加反応」を概観する。 アルケンは電子密度の高い二重結合を持つため、共通した反応機構(求電子付加)で反応が進む。 この講義(シリーズ)では、求電子付加反応を主要な3つのタイプに分類して説明し... -
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【医学部編入】有機化学講義019「アルケン序 反応の全体像」
この記事の要点 「アルケンの反応」の全体像を解説する。 アルケンは、単結合のみのアルカンよりも反応性が高い。 その理由は、二重結合(π結合)が単結合よりも高い電子密度を持つためである。 電子密度が高いため、プラスの電荷を持つ試薬(=求電子剤)... -
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【医学部編入】有機化学講義018「アルカンその4-2 アルカンの反応」
この記事の要点 引き続き、「アルカンの反応」について具体的に解説する。 アルカンは反応性に乏しいが、医学部編入試験で問われる反応は実質的に2種類に絞られる。 1つ目の重要な反応は、「アルカンのハロゲン化(置換反応)」である。 2つ目の重要な反応... -
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【医学部編入】有機化学講義017「アルカンその4-1 反応の分類(有機化学全般に通じる話です)」
この記事の要点 この動画以降、「アルカンの反応」について解説していく。 アルカン(結合、立体)は有機化学の基礎であり、反応についても今後の学習の土台となるため、丁寧に解説する。 今回の講義では、アルカン固有の反応に入る前に、全ての有機化学反... -
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【医学部編入】有機化学講義016「アルカンその3-6 E, Z表記」
この記事の要点 「アルケン」の立体配置(E, Z表記)を解説する。 アルケンの二重結合は回転できないため、置換基の位置関係(cis-トランス-)で立体異性体が生じる。 しかし、二重結合に結合する置換基が3種類以上になると、単純なcis-trans表記では曖昧... -
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【医学部編入】有機化学講義015「アルカンその3-5 鏡像異性体とジアステレオマー」
この記事の要点 「鏡像異性体(エナンチオマー)」と「ジアステレオマー」という重要な概念を解説する。 前回学んだR, Sの区別が可能な炭素(=キラル中心)が、分子内に2つ以上存在する場合の異性体の関係性を扱う。 「エナンチオマー」とは、分子全体が... -
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【医学部編入】有機化学講義014「アルカンその3-4 R, S絶対配置」
この記事の要点 「立体配置」の区別法について解説する。 炭素に4つの異なる置換基が結合している場合(不斉炭素)、2通りの結合方向(立体配置)が生じる。 これら2つは鏡像関係にある異性体(エナンチオマー)であり、「別の物質」として区別する必要が... -
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【医学部編入】有機化学講義013「アルカンその3-3 『立体配置』の安定性」
この記事の要点 「立体配置(りったいはいち)」の安定性について解説する。 ※動画内で「立体配置」と誤用しているが、正しくは「立体配座」であるという重要な訂正が含まれている。 「立体配置」とは、結合を切断しないと変わらない空間配置のことであり... -
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【医学部編入】有機化学講義012「アルカンその3-2 『立体配座』の安定性」
この記事の要点 「立体配座(りったいはいざ)」の安定性について解説する。 「立体配座」とは、単結合の回転によって変化する空間配置のことであり、結合の切断が必要な「立体配置」とは異なる。 (動画内で「立体配置」と誤用しているが、正しくは「立体... -
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【医学部編入】有機化学講義011「アルカンその3-1 立体配置(構造式)の記法」
この記事の要点 立体的な分子構造を平面(紙)に記述するための様々な「立体配置の記法」を解説する。 「のこぎり台投影式」:結合を実線(平面)、くさび線(手前)、破線(奥)で描き分け、立体感を表現する方法。 「Fischer投影式」:十字線で描き、横...
