buddhi_ukaruishi– Author –
buddhi_ukaruishi
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講義
【医学部編入】有機化学講義015「アルカンその3-5 鏡像異性体とジアステレオマー」
この記事の要点 「鏡像異性体(エナンチオマー)」と「ジアステレオマー」という重要な概念を解説する。 前回学んだR, Sの区別が可能な炭素(=キラル中心)が、分子内に2つ以上存在する場合の異性体の関係性を扱う。 「エナンチオマー」とは、分子全体が... -
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【医学部編入】有機化学講義014「アルカンその3-4 R, S絶対配置」
この記事の要点 「立体配置」の区別法について解説する。 炭素に4つの異なる置換基が結合している場合(不斉炭素)、2通りの結合方向(立体配置)が生じる。 これら2つは鏡像関係にある異性体(エナンチオマー)であり、「別の物質」として区別する必要が... -
講義
【医学部編入】有機化学講義013「アルカンその3-3 『立体配置』の安定性」
この記事の要点 「立体配置(りったいはいち)」の安定性について解説する。 ※動画内で「立体配置」と誤用しているが、正しくは「立体配座」であるという重要な訂正が含まれている。 「立体配置」とは、結合を切断しないと変わらない空間配置のことであり... -
講義
【医学部編入】有機化学講義012「アルカンその3-2 『立体配座』の安定性」
この記事の要点 「立体配座(りったいはいざ)」の安定性について解説する。 「立体配座」とは、単結合の回転によって変化する空間配置のことであり、結合の切断が必要な「立体配置」とは異なる。 (動画内で「立体配置」と誤用しているが、正しくは「立体... -
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【医学部編入】有機化学講義011「アルカンその3-1 立体配置(構造式)の記法」
この記事の要点 立体的な分子構造を平面(紙)に記述するための様々な「立体配置の記法」を解説する。 「のこぎり台投影式」:結合を実線(平面)、くさび線(手前)、破線(奥)で描き分け、立体感を表現する方法。 「Fischer投影式」:十字線で描き、横... -
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【阪大頒布会サイト】アドレス変更のお知らせ
こんにちは! このたび、阪大医学部学士編入学試験情報頒布会はアドレス変更いたしました! 新しいアドレスは>>コチラ 従来、年度ごとに別の頒布会サイトが立ち上がっていましたが、 2018年以降は、上記リンク先でまとめて運用していく予定です。 ブック... -
講義
【医学部編入】有機化学講義010「アルカンその2-1 命名法」
この記事の要点 有機化学の「IUPAC命名法」について、アルカンを例に基礎から解説する。 命名の基本は「(番号)-(置換基名)(アルカン名)」であり、炭素数(C1~C10)に応じたアルカン名を覚えることが必須である。 環状構造(シクロ~)、枝分かれ(... -
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【医学部編入】有機化学講義009「アルカンその1 分子の性質と物性」
この記事の要点 有機化学の「基礎中の基礎」であるアルカンについて解説する。アルカンは有機分子がもつ物性一般を説明するのに便利であり、ここで解説する。 アルカンはCとHの単結合のみで構成される「飽和炭化水素」である。 電気陰性度の差がほぼゼロで... -
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【医学部編入】有機化学講義008「結合論その4-2 共鳴」
この記事の要点 「共鳴(Resonance)」をテーマに解説する。 今回の講義では、あえてレジュメ(配布資料)を作成していない。 その理由は、共鳴が「図的理解」と「動的理解」(電子の動き)を伴うため、静的な資料では本質が伝わらないからである。 ぶっで... -
講義
【医学部編入】有機化学講義007「結合論その4-1 形式電荷」
この記事の要点 「形式電荷」の計算方法について解説する。 形式電荷は、分子内の電荷分布を形式的に表すもので、「どの原子が攻撃されるか」を予測する重要な指標となる。 形式電荷は、(元の最外殻電子数)-(非共有電子対の電子数)-(共有結合の数)...
