受験科目にはどんなものがあるの?
編入学試験にはセンター試験がなく、学校別の入学試験のみになります。
科目の種類は一般大学入試とは異なります(後述)
さらに、必ず志望動機書・面接・小論文 or 課題作文が課され、
学力試験
いちど大学を卒業した人たちを選抜する試験ですから、
高校の科目よりも高度な知識と考察力を要求されます。
とはいっても、試験難度は高校レベルから大学教養レベルまで、
さまざまです。
※大学・科目によっては院試レベルの問題を課す場合もあります。
試験科目は大きく3つのタイプに分けられます。
- 2科目型 (生命科学+英語メイン)
- 4 or 5科目型 (生命科学+英語+物理+化学+数学)
- 英語重点型
編入学試験の学力試験科目は、
受け入れる大学がどのような学生を求めるか?によって異なってくるところですが、
共通項として、
- 入学後すぐに始まる生理学、形態学などの授業をスムーズに理解できるか?
- 新しいことをどんどん学び続けられるだけの基礎学力があるか?
- 平均的な一般学生よりも優秀か?
が問われていると思います。
求める学生像に対する受験科目の違いを、いくつかの大学を例に見てみましょう。
大学 | 科目型 | 求める学生像 ※募集要項などが参考になる |
---|---|---|
大阪大学 | 4科目型 | 他分野からの新しい風を医学に吹き込みたい。臨床志望であっても、医学の限界を感じた時はいつでも研究してほしい(進路選択は自由)。あらゆる医学的課題に対応できる人材を欲するので、理数系科目全般の基礎的理解ができているか確かめたい。 |
名古屋大学 | 2科目型 | 生命科学系あるいは理工学系の学部を卒業し、多様な経験を有する人材に、将来の医学研究を担ってほしい。そのため、医学研究に必須な基礎的な生命科学の理解を確かめたい。 |
千葉大学 | 英語重点 | 医学の分野において、科学技術・生命科学の最近の動向を踏まえた先端医学研究者や高度先進医療に携わる医師を育成したい。そのために、英語で記述される科学技術関連の文献を、大量+正確に読み解く力をもつか確かめたい。 |
弘前大学 | 5科目型 | 学部として、豊富な医学知識と高い医療技術を持つ、人間性豊かな医師及び医学研究者を育成したい。医学科以外の学部学科を卒業した学士にも、左記教育目標に見合った形で教育を受けてほしい。それに見合う基礎的教養があるか、確かめたい。 |
旭川医科大学 | 2科目型 | 新たな事象に対して、自ら持つ知識・技術を独創的な視点から論理的に応用し、自らにとって未知の問題点を抽出できる学生がほしい。そのため、実験考察型問題を中心とした生命科学重点型の出題をする。 |
富山大学 | 英語重点 | これまでに修得した専門知識・経験を、医学・医療の分野に生かす明確な意欲を持つ人材を選抜したい(実は富山大学は自大学出身者の研究者を養成したい)。そこで、千葉大と同じ動機で英語重点型を採用していると思われる。 |
面接・小論文試験
編入学試験では、一部の学力重視型の大学を除き、
面接・小論文試験を重視する大学がとても多いです。
どれくらいの比率かというと、配点を明確にしている大学もあればそうではない大学もあるので、
正直言ってはっきりとは答えられません・・^^;
問題は、このことによって、
出自・出身分野・年齢など、あらゆる不確定要素が合格に影響しているように見えてしまうということであり、
「医学部編入学試験は不透明・不確実・運がからむ」などといわれてしまうことです。
(私はそうは思っていません)
しかしながら、医師は人と接する職業です。
そして、医学部医学科に入学するということは有り体に言うと医師免許を取得するということです。
つまり、医学部編入するということは、実質上、医師への転職です。
ですから、大学側が面接・小論文重視することは当然であり、
私たちも面接・小論文に対して就活にそん色ないレベルで臨むべきなのは間違いありません。
面接・小論文対策については、
>>概要および、
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コメント
コメント一覧 (4件)
[…] 受験科目については、こちらの記事に詳しく書いたのでご参考ください。 […]
[…] (詳しくは>>コチラの記事で) […]
[…] こちらのページに書いたように、 […]
[…] 受験科目については、こちらの記事に詳しく書いたのでご参考ください。 […]