医学部編入講座を開講している河合塾KALS。
春先に、各地で説明会がたくさん開かれています。
そこから得られる情報は、受験戦略を練る上で、とても有用です。
この記事では、自分で足を運ぶのが面倒くさい!
というあなたのための記事です。
僕が実際参加してみて、得られた情報を、ここでシェアしますね^^
「合格者数のうち72.5%がKALS受講生」の実際
(※2018.10.21追記)
KALS公式において、
- (KALS受講生による総合格通知数)/(国立大総定員)×100% = 81.7%
- (KALS受講生数)/(国立大総入学者数)×100% = 50.5%
と訂正されていました。
依然、「全く意味のない」1.の数字(81.7%)が強調されて掲載されているのが、まだしっくりきませんが、
一方で、以前は全く掲載されていなかった、本当の意味での実績値である2.(50.5%)が表記されるようになっており、
広告方法として一定の改善はあったとみなせると思います。
(以下、以前から記載していた文章)
KALSのwebサイトに、
国公立大学合格者の72.5%が河合塾KALS受講生です。
という記述がありますが、
実際はどうなのでしょうか?
これを文字通りに解釈して、KALSが輩出した国公立大学合格者数を計算してみます。
全国の国公立大学の定員を足し合わせると、約210人になります。
このうちの72.5%ということは、
最終合格者がKALSから 210 x 0.725 = 152 人 出たということです。
これが本当なのか、2018年3月25日のKALSの説明会@新大阪に行き、
事の真偽を確かめてみました。
そこで述べられていたのは、2017年実施入試では、
実際の最終合格者数は約110名だったということです。
・・あれ?計算が合いませんね?
実は72.5%という数字を計算するとき、
複数合格した受験者の合格校数の総和(しかも追加合格含む)を分子として
計算したものということが判明しました。
※記述のとおり医学部編入学は辞退者が結構出るので、辞退によって定員に空きが生じると、追加合格が結構でます。併願している人が複数合格し、さらに追加合格まで含めると、「1人で5校合格」というケースもあります。この「5校」を分数計算の分子に入れてしまう、ということです。
一方、分母は全国の国公立大学定員総数のままです。
(国公立大学合格者のKALS生の割合)
=(追加合格含んだKALS生の合格校数の総数)/(国公立大の定員総数)
なるほど、そりゃ72.5%になるわけですね。
まあ、塾とか予備校というのは集客して何ぼのビジネスですから。
※教育業は利益率が非常に高く、変動費が小さいため、集客すればするほど利益がうなぎ登りになります。そのため売り上げに対して半分以上の広告費を打ちだし、たくさん集客すると言うビジネスモデルなのです。
webサイト訪問者の目を引くという意味では効果はあるのかもしれませんが。
どうなんでしょうね。
しかし、本来こういう計算をするなら、
KALS生と非KALS生を足し合わせたものを分母とするべきではないでしょうか。
にもかかわらず、定員を分母とするこの計算式は
真実とはかけ離れているといわざるを得ません。
本当に真実を表すなら
もっというと本当に真実を人々に知らせ、
公正な数字を土俵にビジネスで戦うという誠実さを消費者に対してアピールするなら、
正直に KALS入学者数約110名 / 国公立定員総数約210名 = 52%
となるような計算を堂々と公表すべきです。
全大学の総定員中、入学者の半分以上がKALS出身者というのは、
それだけですばらしい実績なのですから、
そこを正直に伝えることこそが大事だと僕は思います。
KALS内の競争と倍率
既述のKALS説明会で、
もうひとつ知りたい情報がありました。
それは、KALSの医学部編入講座を受講している人は全国にどれくらいいるのか?
ということです。
というのも、入学者の半数がKALS受講生ということは、
捉え方を変えれば、全定員中、入学した半分はKALSを受講しない人だということ。
となると、
KALSで合格しない人と、KALS行かずに合格しない人と、どっちが多いのか?
という疑問は当然浮かび上がります。
後者は推定が難しいですが、前者はKALSが把握しているはずです。
こちらも、前述の説明会の時に、
新宿校のエライかんじの事務の方に質問してみました。
答えは、受講数は700~800名程度で推移しているというものでした。
一方、KALSでチューター(合格者で受験生をサポートする役割の人)の知り合いがいるのですが、
その方いわく、本気で勉強しているのは、全受講者のうち300名程度ということでした。
KALSの最終合格者数(≒入学者数)は上に述べたように110名程度ですから、
まずはKALSの中で少なくとも2.7倍程度の競争があるということですね。
KALSの中での競争があるということは、
KALS受講によってそもそも合格が保証されるわけではない、ということがわかります。
にもかかわらず、一方でKALS受講せずとも、全国定員のうち約半数以上はKALS非受講生という現実を考えると、
KALS受講は合格に必須の条件ではない、ということもわかります。
この事実は常に念頭に入れておく必要はあると思います。
模試の成績と合格率との相関
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コメント
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[…] などと謳われたら、コトの信憑性はともかくとして、 […]
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